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【書評】『フローとストック』
こんにちは!友為です。
今回は「【書評】『フローとストック』」ということで、本をご紹介します。
著書『具体と抽象』で有名な細谷さんの最新作で、具体と抽象の他にフローとストックという考えが加わりました。
この「具体・抽象・フロー・ストック(CAFS)」の4つで世界の先が読めるとのこと。
ちなみに言葉を簡単に説明すると、
具体・・・名前とモノがハッキリわかる状態
抽象・・・具体化されているものに対して頭の中で想像したりしている状態
フロー・・・流れている状態
ストック・・・積上げられている状態
さて、この考えからどうやって先を読むことができるのでしょうか?
この本では、目の前に起こっている状態がどのような状態かによって、次に何が起きるのか?をこの「CAFS」で説明できるとのことです。
物事は
「フローとしての具体」→「フローとしての抽象」→「ストックとしての抽象」→「ストックとしての具体」という順番に流れます。
仕事や組織に合わせて、具体的に言うと、
①「フローとしての具体」・・・考えたルールが時代の流れで、適用されなくなっており、混沌としている状態。
②「フローとしての抽象」・・・物事をどのようにすれば、問題解決できるか?を考えている状態
③「ストックとしての抽象」・・・考えたルールをマニュアルにした状態
④「ストックとしての具体」・・・マニュアルが浸透し、問題解決ができている状態
この①→②→③→④の順番で流れ、現在仕事や組織の現状がどの番号の状態かによって、ある程度未来を予測することができるのです。
細谷さん、凄いなぁと改めて感動しました。
そしてこの「CAFS」理論を知ること、そして本を読むことは、「フローとしての抽象」なのかなぁと思いました。
目の前に起きている現状に、次はどのようなことが起きるのかを、早く手を打つ考え方として、この「CAFS」理論は役に立つので、自分の仕事でも実践していきたいです。