働く理由
3回目のNOTEです。これまでに引き続き「働く」をテーマに書いてみました。
世の中のサラリーマンで自律的に働けている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?人はお金を手に入れるために働きます。生きていくためにはお金が必要だからです。特に資本主義国家においてはこの傾向が強く現れます。
そこで一つの課題が浮かび上がります。時間コストと得られる対価のバランス、そして価値観です。同じ仕事であればおそらく給与が高い仕事を選ぶかと思います。これだけで考えてみると給与が高ければコスパが良いのでそれですべて完結します。しかし、固定残業などにより恒常的に月40時間の残業時間があっても別途残業代がない、賞与もなしという場合と、給与は低いものの残業はほぼ0時間で賞与が年5か月分支給される場合とではどうでしょうか?これは年収と労働時間のバランスの問題ですが、このあたりはきちんと数字で確かめておく必要があります。
次に働く環境についてです。休みが多く給与も高くて日々やる気MAXで溌剌と自律的に働くことができ人間関係も良好でストレスも少ない職場と、業務や給与には問題がないものの職場の風通しが悪く悶々としながら働く職場ではどちらがいいでしょうか?当然前者かと思います。しかしなかなかここまで条件が揃うことも少ないので、どこかで折り合いをつけて働いているのではないかと思います。
外部要因を中心に考えてみても解決策はなかなか見つかりません。
ここで一つ要素を加えて、自分の将来のあるべき姿(ビジョン)がカチッ決まっているとどうでしょうか?給与や休みや人間関係について課題はあるものの、自らのビジョンがあると物事のとらえ方が変わります。
何か割に合わない面倒な案件を任されたとします。その案件が自分の将来に向けたスキルとして役立つものであれば、結構大変でも前向きに受け入れて業務に臨むことが出来ませんか?さらに一歩進めて「お金をもらいながら成長できる機会を得られるんだ!」と考えることができるようになるかもしれません。
何が言いたいのかというと、働く事について自分なりの目的がしっかりしていれば会社や仕事への向き合い方が変わるということです。職場の上司や同僚との会話の内容や接し方もおそらく変わってくるはずです。
働く事、つまり仕事とは自分のビジョンを達成するための機会です。また、ビジョンが明確になっていると会社選びで失敗することが減ります。何となくではなく真剣に会社選びをするからです。特に就活中の学生はビジョンがあるものの不鮮明なため、目先にある就職がゴールであると勘違いしがちです。就職はゴールではなくスタートです。そこを間違えてしまうと、会社に就職してしばらくすると「こんなはずではなかった」と悩むようになってしまいます。
まずは、目線をどこに置くかが大事。ビジョンがしっかりしていれば、日々の諸事に振り回されることなく明るい将来に向かって働く事ができます。
私が行なっている『次世代式働き方改革』の一例です。