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【教育で"キャリアチェンジ"を考えている方に】2024→2025の目標

新年あけましておめでとうございます。

年末年始は、実家に帰り、久しぶりに「明日しなければいけないことに追われる日々から解放」されています。余白ができたことで、2024年ではじめて体調を崩し気味になり、学びたい気持ちで1年間を走ってきた心身を休めるサインと受け止めて、毎日温泉に入りながら自分の心身を癒しています。

今回のnoteでは、それだけ私が「今置かれている環境で学びたい」と思える背景について言語化し、私の中の「キャリアチェンジと学習のつながり」について言語化していきます。


こんなあなたに

・教育でこれからキャリアチェンジを考えている人
・大学院で学ぶのか、仕事を通して現場で学ぶのかを考えている人
・教育でキャリアチェンジに不安がある人等

私の考えるキャリアチェンジのフェーズ

私の中で、キャリアを選択をするにあたり、大切にしている考え方があります。私はこれまで【4回】教育に関する仕事で移住を伴う転職をしてきました。転職をすることが目的ではなく、結果的に、ミッションに近づくために転職をすることになっています。

◎ 私の中で大事にしていること1
【自分のミッション】に一歩近づくための【学習したいことが学べる環境/コミュニティ】がある、或いは自分たちでつくれるかどうか

そのために、私が自分自身に問いかけていることがあります。

①【自分のミッション】とは何か?
②【自分のミッション】に近づくために、今【学習したい】ことは何か?
③【誰】と、【どのようなコミュニティ】で学びたいのか?

また、ミッションをカタチにしていくには、色々な登り方があると思います。私なりの教育でキャリアを積み上げていくプロセスをフェーズごとに言語化してみました。また、このフェーズは、1個ずつ進んでいく考え方というよりは、フェーズを行ったり来たりしながら登っていくようなイメージです。

◎ 私の中で大事にしていること2
「今自分自身はどのフェーズに身を置きたいのか?」
<理解フェーズ>
STEP❶ 「学ぶ」フェーズ
STEP❷ 「働きながら学ぶ」フェーズ
<反応フェーズ>
STEP❸ 「プロトタイプ(種)を共につくりながら学ぶ」フェーズ
STEP❹ 「プロトタイプ(種)を1つの社会/コミュニティに届ける」フェーズ
<批評フェーズ>
STEP❺ 「プロトタイプ(理論の種)を研究する」フェーズ(大学院?)
<産出フェーズ>
STEP❻ 「理論を社会に届けて実践する」フェーズ

私の経験
大学5年生の時に初めてフィンランドの教育に触れて、現場でインターンをしながら学ぶことに全振りしているフェーズ❶を経て、卒業後は島でフリースクールの立ち上げに挑戦するフェーズ❹にジャンプアップしました。
しかし、現場で働く中で見えてきた自身の考え方の変化から、もう一度フィンランドの学校現場に戻り、働きながら学ぶフェーズ❷に戻りました。
帰国後は、教育コーディネータとして島に戻り、島留学を起点にした教育コミュニティづくりに挑戦しました(フェーズ❸❹)

その後、自分たちの実践を海外の大学院で研究して、広げるフェーズも検討しましたが、自分は公共へのアプローチよりも現場でアプローチする専門性を身につけたいと思い、再び働きながら学ぶフェーズ❷(現在地)に戻りました。

2024年は、2023年に引き続き、今勤めている学校現場を軸に働きながら学ぶことを大事にしてきました。今の学校現場で勤めることになった一番の理由は【今、自分が学びたいことを学習できるコミュニティがここにある】と、学校現場を見学したときに思えたことがキャリアチェンジの決断の決め手でした。

PYPとの出会い

沖永良部島で教育コーディネーターとして勤めているときに、島にある教育資源を活用した教育プログラムをつくるときに、国際バカロレアのPYPのカリキュラムの考え方に興味をもち、この理論について身近な人と学びながら、プログラムの設計を行っていました。

PYPのカリキュラムの設計を自分たちなりに学び、はじめてPYPのカリキュラムの考え方をベースに、イングリッシュグリーンキャンプを開催しました。正直かなり難しかったし、手探りのプログラムに島の子どもたちが一生懸命に参加してくれたことに感謝です。

手探りながらプログラムの設計と実施を行ったのですが、実際のIBの教育現場を見たことはありませんでした。そこで、実際にPYPの学校現場を見学して、現場でカリキュラムを設計している人と話をしたいと思い、PYP校を見学することを決めました。実際に見学をさせて頂き、現場の先生と丸三日間話をして、PYPのカリキュラムを現場で働きながら学びたい気持ちが高まり、今の現場で働くことを決めました。

さて、ここまでが私が今の学校現場で働くことになった背景についてまとめてきました。

今の私の現在地

私の中で、教育に関わる仕事をする上では、大人自身が学び続けることがそのコミュニティの文化に影響すると考えています。学び続ける人がつくるコミュニティというのは、唯一無二の正解はないことが暗黙にコミュニティに共有されていくので、まずは自分なりに考えて、リサーチし、考えたことをコミュニティ内で共有し、共に理解をつくりあげていく学習コミュニティになっていくと思います。

私は、教育をよりよくしていくためには、組織を変えたり、システムを変えることを真っ先に考えていました。組織改革やシステム改革などの大きなものと向き合うことも大事な視点ですが、組織やシステムをつくるのも結局は「人」であることを考えると、その人を育てる学校現場の可能性も最近は感じています。

私がIB教育に可能性を感じているのは、学ぶプロセスの中で、一人一人が学び方を学び、プロセスの中で自分なりの解釈をつくりだし、クラスメイトと共有する中で、自分とは異なる解釈に触れることで、また自分の理解を深める機会があるからです。この機会は、自分自身と他者は異なり、違うからこそ、対話のプロセスが必要になり、対話をすることで対立を乗り越えたり、他者を理解する感度が高まるのではないかと考えています。

2024→2025

2023-24年は「働きながら学ぶ」フェーズに振り切って現場での実践をしてきたので、2025年は「転移するフェーズ(別の文脈に応用する)」にいけるように、挑戦していきたいと思います。具体的には、1つの実践はあくまでも1つの文脈の中で語られることが多く、文脈が変わればうまくいかないことって起こりえます。どれだけIBの教育が良い、今働いている学校現場の教育が面白いと思っていても、他の文脈では全く応用できなければ限られた環境での実践に留まってしまします。2025年は公立の現場でも応用できる方法を模索したり、自分たちの実践をシェア+もう一歩異なる文脈で共に考える機会を増やしていきたいなと思います。
ネクストステップとして、他の文脈でも応用できるようになるには、実践の中にある本質的な部分を自分たちなりに一般化(仮説なようなもの)し、プロトタイプをつくり、別の場面で応用してみる機会をつくっていく必要があります。この考え方自体も、今私が現場で学んでいる「概念型探究」のフェーズの考え方がベースになっています。今学んでいる理論が、学習者だけでなく、自分自身のキャリア観にも影響を与えているので、学べば学ぶほど、「概念型探究」の考え方をまずは届く範囲で広げていけると良いなと思っています。

2025年は、2024年よりも一歩前に、学んできたことをカタチにする一歩を踏み出していくことが目標です。

2025年、一緒に学べる機会を楽しみにしています。

いつも読んでいただきありがとうございます。

#パラレルキャリアチェンジ

moimoi!


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