日本一と言われる名店
ラーメン日本一
このタイトルを取ることは何千何万と
ラーメン屋がひしめき合っているこの日本で、
不可能なことなのかもしれない。
ただ巷でそう呼ばれている名店が
東京ではなく山形、そしてその中でも辺境の地にあるのだ。
店の名前は 琴平荘
10月から3月の半期のみラーメンの提供がなされる激レアなお店である。
ラーメンマニアの中では神格化されたこの店だが、とにかくラーメンにありつくまでの道のりが長い。
まずは場所。
山形県鶴岡市の日本海沿いに位置する。
1番近くの都市からも
車で2時間はかかるだろう。
私は東京に住んでいるので前日に新潟県村上市までバイクを走らせ、当日の早朝アタックを試みた。
この店のシステムは次のとおりだ。
①整理券制で、8時半に配布される。
②店のオープンは11時前〜
②の時間に並び始めるようでは、
4、5時間待ちはザラで、その日に食べられるかも危うい日だってある。
そのため皆①のタイミングに間に合うように並ぶのだ。
今回私は8時半の整理券配布のために、
村上市のキャンプ場を4時半に出て、
6時半に現地に到着することができた。
しかし着くや否や、長蛇の列が。。。
数えてみると既に30人近く並んでいた。
1番最初の人は4時半からいるんだとのこと。
もはや整理券が欲しいのかラーメンが食べたいのか、そこまでくると頭がおかしくなりそうだ
そして2時間ほど整理券配布のために並び、
もらった番号は32
整理券は一グループにつき一枚なので、
この番号の恐ろしいところは、
前から32人目ということではなく、
32グループ前にいるということだ。
お店の人に大体12時ごろだよとアドバイスをいただいたので、それまで近くのあつみ温泉で温泉街を堪能することにした。
いい温泉にも入り、昼の時間にもなったので
再び現地へ
待機スペースがたくさんあり、
皆それぞれの時間の潰し方をしていた。
トランプをする人、寝ている人、読書する人、
そんなこんなで、
あーそういえばラーメン食べにきたんだった
と、思い出す頃、番号が呼ばれた。
ラーメンはあっさりとこってりから選べる。
もう一回来るのはかなり厳しいと思い、
二杯頼んでみた。
長くなったが結論。
日本一美味しい。
正確にはあっさりが日本一で、こってりが日本で2位だと思う。
※食べた順番なだけの気もするが笑
これは言葉では表せない。
中華そばとはなんですか?の答えが全部わかる
そんな中華そばだった。
ここまで読んでいただき、ラーメンの味知りたかったのに、こいつまじかと思っている人も多いかもしれない。
そこまで気になったのならぜひ山形に行ってみて欲しい。味は日本一なので。