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1話 災害後の出会い
2018年の西日本豪雨災害。僕の住む広島県東広島市安芸津町も大きな被害を受けました。
安芸津駅周辺は民家が1mほど浸水、河川護岸はぐちゃぐちゃになりました。
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そんな災害が起こった夏、父親からこんな電話連絡が。
「近所に来た農家の子がお前と気が合うじゃろうけん、連絡先教えといたで」
むちゃブリにもほどがある連絡。
とりあえず連絡を取った彼は茨城県出身の移住者のY君。
九条ネギ農家を始めたばかりの彼は僕より一つ上で、色んな土地を巡る中で安芸津町に移住してくれました。
すぐに意気投合してランチへ。
そのランチ中に言われた一言が僕をまちづくりという地域活性化の道へ向かわせることになります。
「せっかく安芸津は海も山もあって、食べ物も美味しいのに、
なぜ若者が何もしていないの?」
確かに毎日働いて、毎年同じ行事をして一年が過ぎる。
これの繰り返ししかしてこなかった自分たちに向けられた、地域の外から安芸津町を見た率直な意見でした。
この一言がきっかけで色々なことが動き始めます。