13話 安芸津のクレープ屋
「クレープ屋さんを始めたいけど、何からやっていいか分からない」
そんな相談を知人から受け、クレープ屋開業計画が始まった。
うちの奥さんのママさんバレーのチームメイトであったAちゃんは3児の母。
地域の子供たちの拠り所のような場所を作りたいという開業計画に、まずは行政の経営サポートセンターを紹介した。
同時に物件探しの手伝い、物件が決まれば建築デザイナーのDさん登場。
図面化やデザインをしてもらい、Aちゃんも開業に向けて前へ進む。
半年間という短い期間ながら、無事に安芸津のクレープ屋さん NicoRA開業。
何かをチャレンジしたい人をサポートし、サポートされた人がまた次のチャレンジャーをサポートする。
こんな好循環が生まれれば、ずっとやりたかった◯◯屋をやりたいという願いが叶うはず。
その店で生活費を稼ぐレベルではなくても、週末だけ本当にやりたい事をやる。
そんな人たちが安芸津で面白いことを始めるのを見たい。
飲食店の始め方であれば、Aちゃんが講師側に回れるはず。
この循環こそ、後のまちづくり会社の名前の由来になる取り組みだったのです。