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わたしの思い描く「喫茶店」があった
今回のnoteは、「あなたの渾身のnote、応援します!」企画にご応募いただいた、紫吹はるさんのnote感想文です。
▽感想企画は、2/14(金)まで受け付け中です!企画概要note▽
▽今回、感想を書かせていただいた、紫吹はるさんのnote▽
最近、改めて気づいたのですが、わたしはカフェや喫茶店が好きです。そのなかの一つとして君臨し続けるのが「純喫茶」。
丁寧に淹れられたコーヒー。クリームソーダやホットケーキ、プリンなどの見栄えもよい甘味。
そして、もう一つがはるさんが取り上げている洋食。特に、筆頭となるのはナポリタンではないでしょうか。
はるさんの作品では、冒頭から喫茶店の雰囲気に惹きこまれ、「そうそう、こういうのがいいんだよね!」と行ってみたくなりました!
入口のドアベルが控えめな音を立てる。
もう一文目から最高です。絶対このお店好きになる!と思うと同時に、はるさんの表現力に感服していました。
さらに、ナポリタンの描写も圧倒的です!実はわたし自身、視覚的な美しさや食べ物のおいしさを文章で表現するのにはちょっと苦手意識を持っていまして、見事なまでの筆力に圧倒されていました。
そして、結びへと続く段落。
お腹はいっぱいで、ただ、食べていただけなのに、心がぽかぽかになるくらい幸せな時間だった。ナポリタンは、時間をゆっくりと巻き戻すような、不思議な力を持っている。
もうほんとコレ!フォークをクルクルしているのは時間を巻き戻している、あるいは、丁寧な時間をかみしめている行為そのものです!
静か。でも、静寂ではない。
わずかに聞こえる音。食器の音。
カウンターから聞こえる音。
あぁ、この空間そのものが好きなんだと。
しかも、神保町にあるということで、古書店で買った文庫本を持ち込んで、思いっきりこの空間と時間を味わいたいなと思わせてもらいました!!
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