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生まれ変わっても、あなたに…【note感想文】

今回のnoteは、「あなたの渾身のnote、応援します!」企画にご応募いただいた、Temppさんのnote感想文です。

▽企画概要note【2/14で受付終了】▽

▽今回、感想を書かせていただいた、Temppさんのnote▽


ご自身で表紙も手掛けられているTemppさん。
昨年2024年のクリスマスに開催した、第1回となる灯火杯「灯火物語杯 inクリスマス」では、わたしのメンバーシップ会員であるHIKOさんから、「アウトローなクリスマス賞」として選ばれています!

▽コンテストの結果発表noteはコチラ▽


今回のTemppさんの作品ですが、見事にやられました!一言で言うと「お見事!!」です!!

冒頭の入り。ちょっと「調子に乗っている(わけではないと思いますが、わたしはそう感じてしまいました)」主人公、魔女の語り。わたしの気持ちは実のところ「はぁ…」と言ったテンションでした(Temppさん、すみません)。

ただ、”魔法の指輪”が出てくるあたりから、本質的なテーマに一気に距離を詰めていきます。正直油断していました(感想文書いてて思うのですが、いつもわたしは油断してばっかりですね、笑)。
このテーマはメチャメチャ考えさせられました!!

「生まれ変わってもあなたに会いたい」への波紋

少女漫画に限らず、究極の愛の形としてうたわれるこの文言。わたしも、『化物語』に出てくる、どんな平行世界でも結局同じヒロインと付き合っていたという展開にグッときました。

ただ、Temppさんの作品では、違う角度で表現しています。そして、それは必ずしも美談のテイストではありません。好きすぎる相手の部分。でも、仲良くなると気になる欠点。

しかも、この展開が前半のおちゃらけた雰囲気と見事な落差を生みつつ、ちゃんと伏線も回収してくるという構成の見事さ。

正直わたしは何度やり直しても、パートナーと一緒になっているか自信がありません。心が浮ついているというわけではなく、何度なく大きなことがあり、またそれを乗り越えるのかと思うと、吐きそうな気持ちになります。

*ちなみに、受験とかも同じ気持ちで、「もしやり直せたら」と考えても、すぐにネガティブな気持ちになってその妄想自体を打ち消してしまいます。

ただ、Temppさんの作品ではこの上なく、それを示しています。つまり、自分にとって運命の人はその人であると。こんなにロマンチックな作品はありません。

そして、若干(?)ひねくれ者のわたしとしては、王子様との定番ラブロマンスよりも、だらしなさにうんざりしながらも、未練がましく見惚れていたり、結局何度も恋愛してしまうという、リアルな感情のほうが大好きです。


しかも、書いてて思ったのですが、相手にも少なからず同じ想いがあったからこそ何度も同じルートを通っているわけであって。しかも、「この距離が近づくと嫌なところが…」っていう話は、まさに結婚と同じだなと思います。

ただ、それは嫌なところがない人を探そうという話ではなく、関係性のフェイズをどんどん上げていくものなんだと思います。

確かにそう考えると、お互い第一印象のときは「ない」と思っていた、わたしたちパートナー同士も、今回のお話のように運命の相手であってほしいと願わなくもありません。

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灯火 @ココロ・カタチ・ヅクル「リ・キュレーター」
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