理想とのギャップがあるから、絶望もするし、怒りも生まれる、また頑張れる
今回は、「気がつきやすい」人や「なんであの人はああなんだろ」とモヤモヤしがちな人たちに対してのエールを送る記事です。
ちなみに、これ、わたしもそうです。
昔、会社に対して、「もっとこうあるべき」とキレッキレのときがありました。
先輩から言われました。「灯火は、会社に対してそんなに思い入れがあるんだね」と。「わたしはずっと不満を並べてキレてただけですけど」とキョトンとしていました。
先輩が言うには、「オレは会社に期待していないから、別に何とも思わないよ」って言っていて、かなりハッとしたのを覚えています。
また、別なときには、休職中で「何もできない、稼げていない」自分に苛立ち、そのイライラを子どもたちにぶつけてしまい、かなり自己嫌悪に陥っていました。
そこで、カウンセラーさんに言われたのは、「灯火さんはイライラするくらい元気になったんですね」という言葉。これまたキョトンとしていました。
「だって、”一日ダウナーな日”は怒る気力すらもなかったんですよね」。そう、適応障害と診断された直後のわたしの3年日誌はスカスカで、「一日ダウナーな日だった」と書いてあるだけでした。
そう、怒るのにもエネルギーが必要なんです。言われれば、当たり前なのですが、確かに、そもそも弱っているときはそれさえできません。
怒りやモヤモヤするために、必要なもの
そもそも、怒りやモヤモヤって、エネルギーも必要ですが、それ以前に「理想」が必要なんだと気がつきました。
「こうあるべき」が強すぎたり、人に押し付けたりするようになると息苦しくなりますが、一方で、まずはこの理想となるイメージがないと、それすらも思うことはありません、
あるいは、自分がこうやってるのに、相手はこうしてくれないという、御影石さんの言う「野に紅」、わたしの言う「Nの鬼」の問題。
*何度も触れているので、今回は御影石さんの記事参照のみで留めておきますね。
それもある意味、「自分はこういう世界がいいと思っていて、そうしている。だから、あなたもそうしなさい」という気持ちから来ているものではないかと思います。
理想に近づくアプローチを変えたら、きっといいほうに行くかも
理想があるのに、なかなかそれに近づけなくてイライラしてしまう。わたしもそういう経験ばかりです、いえ、今もそうです。
しかし、同時に思うのは、時間がかかることや、色々な人の力を借りながら、多くの手順を踏む必要があるものもあるということを知りました。
特に、それが大きな問題、影響を受ける人が大きければ大きいほど、その性質は強くなります。
そして、もう一つわたしが重要だと思うことは、解像度を上げることです。
問題への解像度がボヤっとしたままのときほど、イライラしがちだったなと思います。
少し前、日本の教育制度を変えようと、なぜか政界デビューする計画を結構本気で考えようとしたこともありました。しかし、実際に教育指導要領の変遷やどこの団体がそれに関与しているのかを見て、冷静になってきました。市議会議員になれたとしても、自分が関わりたい問題にはつながっていないかもしれないと。
こういうことって、課題や問題に限らず、例えば、キャリアでもよく起こっていることだとわたしは思います。
「営業に興味はあるけど、テレアポは嫌だなぁ」
⇒営業と一口に言っても、色々な手法があり、商材や企業によってもさまざまです。
「ライターになって、自分の思っていることを書いて生きていきたい」
⇒ライターも色々なジャンルや仕事の受け方があるのと、クライアントワークである以上、少なくても一定の実績やファンがつくまでは、”求められるもの”に寄せていく必要があります。
もちろん、夢や理想があるのは素晴らしいことだと思うので、そうした自分が憧れる働き方や活動をしている方の発信をキャッチアップしたり、「そういう仕事もあるんだ!」と希望をもらったり、「じゃあ、そういう仕事に関わるためにはどうすればいいんだろう」と調べたり、聞いてみたり。
そういった行動で、少しずつ道が開けれてくるのではないとわたしは思います。
気づける人は、もっとよくできる人
最後に、わたし自身が言ってもらった言葉で、勇気をもらえた言葉をシェアして、このnoteを締められればと思います。
「あなたが”イヤだ”と思ったことを改善していけば、きっと組織全体はよくなる。もちろん、経営陣や組織としてNoが出ることもあるかもしれないけど、気づかない人がスルーしてしまう”不快”を、あなたは感じ取るチカラを持っているのだから。」
実際に、提案の仕方や「お願いの仕方」を少しずつ変えていったことで、わたし自身とわたしの周りの環境も徐々に変わってきました。
もし、あなたが、「行動力には自信があるけど、どうしていいかわからない」というお悩みをお持ちだったら、お話を伺うことはできるので、気軽にページ最下部の「クリエイターへのお問い合わせ」などからご連絡いただければと思います。
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