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ハレとケ、熱量と熱気【note感想文】

今回のnoteは、「あなたの渾身のnote、応援します!」企画にご応募いただいた、虹倉きりさんのnote感想文です。

▽企画概要note【2/14で受付終了】▽

▽今回、感想を書かせていただいた、虹倉さんのnote▽


朗読をされている虹倉さん。今回は青森のねぶた祭に関してのお話でした。
偶然なのですが、わたしの両親はともに青森県出身であり、わたしにとっての「田舎」や「おじいちゃんおばあちゃん家」の原風景は夏の青森県です。

全国区の祭りは伊達じゃない!

東北四大祭りの一つとして有名な青森県のねぶた祭。他にも、秋田竿燈まつり、山形花笠まつり、仙台七夕まつりなどがありますが、知名度的にはねぶた祭が特に有名な気がします。

とは言え、わたしも年に一回行くのはお盆の時期だったので、地域の小規模なねぶたは見たことがあっても、大規模な本場のねぶた祭りは見に行ったことがありませんでした。ちゃんと見に行こうと思ったのは社会人になってからです。

結論、スポーツやアートと同様、現場体験の重要さをまざまざと実感しました。虹倉さんもnoteで触れているように、その熱量に圧倒されます。

「ねぶた」と「ねぷた」

ちなみに、「ねぶた」という言われ方のほうがメジャーですが、実は「ねぷた」というのもあるのをご存知でしょうか。地域によって言い方や特徴が変わります。

「ねぷた」で有名なものは、弘前ねぷたまつりと五所川原市の「五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)」などが挙げられます。


西側の半島の付け根(と飛び地)に位置する五所川原市。
立佞武多と言われる縦型に高さのある佞武多が見ものです。
過去には、ガンダムラブライブの立佞武多も話題になりました。

立佞武多が行き来するために、電柱をすべて地中化した街並みも一見の価値ありです!

五所川原市公式観光サイトより

節目が持つ意味

地元の神様を祀る「お祭り」ですが、信仰的なもの以上に生活に根差したものだとわたしは考えています。正に、民族文化ですね。
いきなり、「なんのはなしですか」状態ですが、受験期を除いて毎年帰っていたわたしとしては、青森は思考が捗る場でした。

「お墓参りは生きている者のためにこそある」と中学のときに確信めいた気づきがあったり、唯一のモテ期とも言えるいとこたちとの「ドキドキサマーバケーション」があったのも青森の夏です(思考の話ドコいった)。

さらに、大学生のときから付き合っていた恋人が無理についてきて、一緒に行った思い出もあります(結果的に別の人生を歩む形となりましたが)。また、念願の父親や親戚と麻雀宅を囲んだのも青森でした。

何が言いたいのかと言うと、日常は本当にただの田舎の生活です。いとこたちと遊ぶ時間以外は、基本的に自然に囲まれて退屈を紛らわすために色々と考えるしかなかったと言っても過言ではありません。

わたしの父が、周りは自然ばかりで何もなく、かつ近所・親戚付き合いが煩わしくなり、長男でありながら家を飛び出しのもわかる気がします。*この部分と高収入の部分は、今も尊敬しています。

そう、俗っぽい言い方をすると、日常は退屈です。
*今となっては、毎朝早く起きて畑仕事をして、正に継続・習慣化の生活だと思いますが、学生のわたしには特にそうでした。

ただ、お祭りの熱気は圧倒的なものがあります。それは、例えば、基本的に物事を一歩引いて見ているようなわたしが、ねぶたの引き手になった瞬間に大声で叫ぶくらいのパワーがありました。

また、お祭りに向けた準備も相当な期間をかけてやっていきます。そして、それが終わった後の打ち上げ。もちろん、物理的な制約や苦労、人間関係などポジティブなことばかりではないと思いますが、いわゆる「イベント」の本質をまざまざと感じました。

そして、それはこうしたお祭りのような「ハレ」と、日常生活の「ケ」の落差が大きければ大きいほど、もたらすインパクトが大きくなります。

1年中いるわけではないので、それでも実際に暮らしているみなさんの感じ方とは大きな差があるとは思いますが、思い入れが強い土地のお祭りは少し違った見え方がしたのを覚えています。


最後に、勇気を出して企画にご参加いただいた虹倉さん、ありがとうございました!
Xに挙げられていたサンプルボイスも聞きました!!

朗読企画、わたしも応募させていただきますね!
特に、リクエスト形式にしている背景のところ、虹倉さんの想いがしっかりとありわたしもお願いしようと思った次第でした!


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