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「エネルギーの交換」をしているんだ|弘生さんの作品に触れて

今回は、noteでご縁で伺った展示会についてのアートレポートです!

「noteで広がる世界」で今回ついにわたしが一番注力したい、アート分野でこうした機会をいただけて、本当に貴重な機会をありがとうございました!
直接、弘生(ひろみ)さんとお話しできたことで、非常に世界が広がりました!

▽きっかけとなった弘生さんのnote
興味ある方は、招待券を送っていただけるとのことですぐにご連絡させていただきました。

今回、伺ったのは、「第60回 近代美術協会展」。協会メンバーの方の作品と、公募で選ばれた方々の作品が展示されています。

第60回 近代美術協会展
・会期:9月18日(水)→9月26日(木)
 初日13:00→17:30 *最終日入場14:30まで/閉会15:00
・東京都美術館 1階 第4展示室
・料金:一般500円(300円)、大学生300円(200円)
 ※( )内は団体料金(5名以上)
  高校生以下・60歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付添(1名) 無料
 ※「特別展」「企画展」チケット持参の方は100円引き
 ※外国の方はパスポート提示で無料

東京都美術館 公募展カレンダー 2024.9より

ちなみに、再来年2026年に、東京都美術館は創立100周年を迎えるとのことです!2024年が印象派150年だったので、そう考えると歴史の長さを実感しますね。

また、今回のような公募展は東京都美術館の源流の一つでもあるとのことで、企画展などが休室日の際にも空いていて、まさに「開かれた美術館」というイメージです。
閲覧無料の公募展もあるので、ふらっと立ち寄ってみるのもいいかもですね!

表現、内省、売れる絵、ウケる絵

今回、弘生さんには事前に伺う日をお伝えしていたこともあり、直接お話を伺うことができました。
絵を描くことができなかった日々や、どういったことを考えながら描かれているかなど、非常に貴重なお話を伺ったのですが、一番印象に残ったことは、「絵を見て、感じていることを知りたい」という姿勢でした。

わたしは、「アートをもっと身近に感じられるヒント」を発信している立場ではありますが、まだまだ日が浅く、自分自身で描いているわけでもないため、最初は感じたことをお伝えしていいのか、「偉そうに思われてしまうかも」とか、「アート初心者が恥ずかしい」など、ちょっと抵抗がありました。

しかし、弘生さんのどんどんコメントを言ってほしいという姿勢に背中を押していただき、思ったことをそのまま口にすることができました。
そのときに弘生さんが仰っていた言葉が今日一番の衝撃でした。

「人がどう感じたかを聞くことで、それが自分のタネになる。次の絵を描くヒントや原動力をもらっている」と。
やはり、アウトプットの方法が、絵か文章かという違いだけで、同じなんだなと痛感しました。

自分の話に戻してしまい恐縮ですが、最近、わたしはnoteのおかげで凄く毎日が充実しています。
自分が知りたい分野のことをインプットし、そうした方々とコメントなどでやり取りをし、そうしたやり取り自体が本当に楽しいです。そして、自分が興味があることに対して、「こうしたらいいんだ」というインスピレーションをいただき、行動が変わっています。

先日のキラキラ手帳や美術検定の話、お話し会や読書会など、正に「noteで広がる世界」を体感している形でした。*キラキラ手帳のnoteは、歴代の記事の中でもビュー数が頭一つ抜けています。

自身との対話、内省が毎日投稿であり、コメントややり取りがまさに弘生さんの仰る「エネルギーの交換」です。

特に、弘生さんは、「誰を癒したい」とか「(特定の)感情を思ってほしい」というわけではない。そうしたわかりやすい絵で絵をたくさん売る方法がわからないではないけど、それは疲れてしまう。
そして、そもそも、自分がやりたいのは内面を空っぽにして、見る人も空っぽで見てほしい絵というお話でした。

表現者の本質

まさに、これこそ表現者、アーティストそのものではないでしょうか。
サロンの入選にこだわらず、自分たちが描きたい絵を追求した印象派の方々にも通じるところがある、こうした姿勢に強く心打たれました。

もちろん、まずはそうしたもので知名度を上げる必要もあると思いますし、そもそも、基礎がないと崩すことはできません。まさに「守破離」ですね。
ただ、いたずらに数字を求めるのではなく、その塩梅を自分でしっかりと持って前に進んでいく姿勢は、noteも含めた表現者全体に通じて言えることではないでしょうか。

また、合わせて、読んだ人にどう感じてほしいかを考えるライティングをメインとしていたため、「どういう風に感じてもらってもいい」という姿勢も改めて新鮮でした。
もちろん、現代アート的な見方として、感じたままを意識したつもりですが、「何を伝えたいんだろう」という思考がまだ混じってしまっていたことも自分でビックリしていた次第です。

自分自身における表現の在り方、方法を考える上でも非常に貴重な体験になりました。改めて、ご招待の記事を書いていただき、当日もお時間を取っていただき、弘生さん、ありがとうございました!!

エール・投げ銭的な形でいただけるとうれしいです!わたし自身もエシカル消費的な発想が好きなので、お互い応援したい人にサポートしましょうね!いただいたサポートは、お気に入りの文房具やツール関連の費用に使わせていただき、noteでも紹介しますよ!