わたしが思う世界のつながり方|自立と助け合いのバランス
今回は、わたしが思う世界、人とのつながり方のイメージを紹介したいと思います。
元々わたし自身、人とのつながり方をどうしていいか、なかなかしっくりくる考え方が持てませんでした。
距離感を詰め過ぎてしまったり、かと思えば、相手が傷ついてしまうのが怖くて、もしくは、自分自身が傷つくのを恐れて踏み込まなかったりと、「自分なりの答え」がわからずに、苦しんでいた側です。
ただ、最近の行動からヒントが少し見えてきた気がするので、シェアさせてもらえればと思います。
なお、今回の記事は、kotomiさんのnoteにインスパイアされました。「そうそう、わたしもこう思っていた」と強く共感したnoteです。
▽kotomiさんのnote
キーワードは「自立」だった
わたしが、人とうまく距離感が取れなかった大きな原因は、自分のことをちゃんと認められていなかったからでした。
自分に自信がないわけではないのですが、根っこにある「相手に『有用』と思われなければ価値がない」という考え方が強く、これは言い換えれば、「用済みになったら捨てられてしまうのでは」という不安が見え隠れしています。
だから、男女問わず、仲良くなれば”自分の存在をすべて受け入れてくれるような相手”を求めていましたし、相手が異性ならばその特性はさらに強くなり、「性行為こそ最大の受け入れ」という勘違いのもと、だいぶ苦戦しながら生きていました。
▽この辺の葛藤は、こちらのnoteで詳しく語っています。
自立は、孤独ではない
kotomiさんもnoteで書いている「自分で自分の機嫌を取るって、なんか一匹狼過ぎない?」という話。
わたしもそう思っていました。そもそも、「存在価値を誰かに認めてもらわないと存在してはいけない」と思っているような人間でしたから、基本、「敵 or 味方」しかありません。
そして、その「味方」は、常に自分に全幅の信頼を置いてくれるような人でないと減点法で見てしまいます。
その延長線上で考えると、「それぞれ自分で勝手にやります」みたいな世界観でなんか寂しいなと思っていました。
しかし、わたしの今のイメージは、少し変わりました。
無理に自分を愛さなくてもいい。ただ、頑張ったことやできたことを、ちゃんと認めてあげる。そして、足りない部分やもっとこうしたいと思う部分に近づいていく。
「いい/悪い」のジャッジから離れて、フラットに見ていくこと。ただそれだけでした。
そして、その上で相手との境界を完全になくす必要もありません。相手の感情や状態がどうであろうと、それは相手の勝手、相手の人生です。
何かを「ジャッジ」することは、”こうあらなくてはならないのだから”という、相手を「コントロールしたい気持ち」とセットでした。
でも、まだここまででは、あくまで自分との向き合い方です。
ただ、この感覚になったとき、人との関係性の見方が変わりました。
重なる部分とグラデーション
相手と自分が重なる部分もあれば、重ならない部分もある。
また、その部分もたくさん重なる人もいれば、そうでない人もいる。
あるいは、ジャンルによっては、相手が同じ人でも、そのグラデーションは変わってくる。
どれも当たり前の話なのですが、わたしはちゃんと理解できていなかったんだと思います。
そして、さらにもう一つ、大切なことは、先ほどの相手の状況や感情は相手のものということと、同様に、タイミングも相手次第だということです。
わたしは、相手をコントールしたい気持ちが強くなりすぎて、何とか「自分が言っていることをわかってもらおう、納得してもらおう」と躍起になっていました。
なぜか。
それは、それが出来ないと「自分の説明能力が低い=無能」となってしまうことが怖かったからだと思います。
苦しかったら声を上げる。拾ってくれる人もいる。聞こえない人もいる。聞こえてても今は自分のことでいっぱいいっぱいな人もいる。そうでなくても、助けてくれない人もいる。
逆もそう。今の自分なら助けられる状況でも、手を伸ばしたところで相手はまだ心の準備ができていないかもしれない。また、最初は喜んでくれても、やってほしいことはその人その人で違う。
そう、お互いがそれぞれ思うとおりに行動しつつ、自分の思惑と相手の行動がぶつかるときには、ちゃんと確認・すり合わせをしていけばよい話でした。
とは言え、それも簡単なことではありません。自分側に余裕がなくてイライラしてしまうこともあるでしょうし、相手側が相手に依存を求める思考のこともあるかもしれません。
それでも、諦めることなく、押し付けることもなく、自分自身が目指す方向へ、そして、自分が胸を張れる行動を行っていく。
その世界は、薄くつながっているところも、たくさん重なっているところもあり、様々なグラデーションが生まれている世界だとわたしは思っています。
今回のトップバナーは、正にイメージする世界観にピッタリな、Mikiさんの画像を使わせていただきました!