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【Designship2020 事前公開】デザイナーの僕が40歳からD2C事業を始めた話

10/24、25の二日間、オンラインで開催されたデザインカンファレンス「Designship2020」に登壇します。当日のスライドを、事前に公開します。視聴して頂いた方々のアーカイブとして、また、デザインの力を拡げていきたいあらゆるかたのお役に立てれば幸いです。

はじめに

こんにちは、佐々木です。普段の僕は主にベンチャースタートアップのブランディングをしているPARKという会社で代表/アートディレクターをしています。今日は、今年の夏に新規事業を立ち上げた話をします。

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今日お話しするおおきく3つに分けました。
この順番で話したいと思います。

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今日お話しする僕の真意です。
この言葉を持ち帰ってもらえればと思います。

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18年くらいずっとデザイン・クリエイティブの仕事に携わってきました。
今年の夏、『LOGIC』というメンズスキンケアのブランドを立ち上げました。どんなブランドかというと。。。

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プロダクトは泡タイプの洗顔とミストタイプの化粧水の2つで、こんな感じにでてきます。

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こんな状態でお客様に届きます。

WHY なぜ事業をはじめたのか

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なぜ事業をはじめたのか?

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いままで数多くのベンチャー・スタートアップのデザインをお手伝いしてきました。そのなかで、もっとデザインの力でビジネスで貢献できること高められるんじゃないかとずっと思っていて、それがだんだん自分自身でやってみたいという意欲に変わってきました。

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いざ、自分で事業やってみようと思ったときに、どんな事業が適しているかと考えるとこの3点を重要視する事業だと考えました。

それが、一番発揮できるのが。。。

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D2Cです。今日聞いているみなさんはご存知かもしれないですが、D2Cとは、メーカーが企画してつくった商品を主に自社サイトやSNSのコミュニケーションを通じて“直接”お客様にお届けするビジネスモデルのことです。
最初はアメリカからでてきて、有名どころでは、メガネのワービーパーカー、コスメのグロシアが有名ですが、ここ5年くらいで日本でも急速に増加しています。

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で、なぜ増加したかというと、いままで、メーカーとしてやっていくハードルになっていたものが、どんどん簡単になり小規模・低コストでスタートできるようになりました。

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WHAT 何を商材にしたのか

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次は商材を決めていった話をします。

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D2Cで扱える商材というものは無限にあります。
食べ物?服?化粧品?それともガジェット???

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そこで、決めるために4つ基準をつくって、これに沿って決めてました。それぞれ紹介していきたいと思います。

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僕の会社「愛はあるか?」って企業理念にしてるのですが、クライアントさんでも自分の事業でもその対象物に愛があることが大事です。

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その商材の知識とか知見。もちろん勉強すればいいんですが、
最初から知っているに越したことはないですよね。

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これが僕らのような仕事してきた人が盲点になりがちな点で、どうしても人がやらないことをやりたくなるものですが、やっぱマーケットというものがあって、どの土俵にあがるかで、ビジネスの規模が変わります。

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これはスタートアップでよく使われる言葉なんですが、ユーザーの悩みや不便さをペインといって、そのペインを解消できるかが
サービス・商材を立ち上げる際の重要な判断ポイントになっています。

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結果、僕たちは化粧品を選びました。

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3年前くらいからいくつもの化粧品ブランドの立ち上げを手伝っていたので、ものづくりの流れや商流も理解していたし、なにより化粧品が好きでした。

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その経験を通じて、今回決めた男性向けスキンケアに対しても
強い課題感を持っていたので、自然と道筋ができてきました。

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実際に4つの基準に当てはめてました

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HOW どうやって立ち上げたか

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最後にどう立ち上げていったのかを話します

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厳密にはこの間に細かいプロセスがもっとあるのですが、話をわかりやすくするために今日は要点をピックアップしてまとめています。

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最初に、ブランドやプロダクトの軸をしっかり決めることが大事です。

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LOGICの場合こんな感じです

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実際、ビジネスとして成り立たせるために、想いだけでなく、
仮説の検証もおこないます

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マーケティングのプロでないので、ガチガチにはやりませんが、
やはり客観的にアリかどうかは事前に検証しました。

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D2Cでメーカーになるには、自社でいきなり工場をつくるのは難しいので
ほとんどの場合OEMメーカーを探します。たくさんありすぎて決めるのはほんと難しいです。

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これは化粧品の場合ですが、商品っていっても決めることがたくさんあり、それを全部自分で意思決定しなくてはなりません。
普段クライアントに委ねてる意思決定を全部自分でやります。

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お金もないし、ネームバリューもないし、実績もない。。。
そんな僕たちのブランドに振り向いてもらうにはいかに「共感」を集めるかでした。

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けっこう赤裸々にnote書きました。

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商品の特徴をいかにわかりやすく伝えるかが大前提なのですが、
ビジュアル自体も関心を引くことを意識しました。

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事前に共感や賛同を集め、先行販売としてクラウドファンディングを実施しました。クラウドファンディングは自分たちのストーリーを語れるので、僕たちのような境遇には最適です。

その結果、、、

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運の部分も大きいですが、やはり積極的に発信をしたのが大きいと思います。

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最後は販売と物流のプラットフォームの選定です。

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D2Cの販路は大きくは自社サイトかECモールか、
3つめは販路というよりは体験の場という意味合いですが小売店です。
僕たちの場合、ブランドを最大限に伝えていきたいので、最初は自社のサイトからはじめることにしました
で実際どんなプラットフォーム選んだかというと。。。

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この組み合わせです。もしD2Cブランドを検討してるひとがいたら、この組み合わせはおすすめです。

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商品つくりはじめてからだいたい1年くらい、やっとできた!!!!!!!
ウキウキしたところですが、これは序章にすぎません。

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リリースしたあとも、このようなプロセスで成長を重ね続けることになります。

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これを成立させないと、いくら素敵なブランドでも商品でも利益がでず、続けることはできません。

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この思いを胸に秘めて、全力で事業を成長させて、
デザインの力をビジネスで証明させていきたいと思います。

また、D2Cでなくても、これを聞いている皆さんそれぞれのデザインの力で、
産業を盛り上げていきましょう!
それがデザインの明るい未来につながると僕は信じています。

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以上になります。

もし感想などあればTwitterやnoteでコメントもらえると幸いです。最後まで読んでくれてありがとうございました。また、Designshipの運営の皆さま、このような機会を頂き、誠にありがとうございました。

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