【viva不登校】「あの頃はなんだったのだろうか」と訪れたあの瞬間のこと
現在、息子は中学2年生、コロナ禍ということもあり毎日思うように行動できない日々ではあるが、1年生から始めた卓球にそこそこハマっている。
そんな息子に訪れた「不登校」というビッグイベント、それは小学5年生の夏休み明けだった。
その頃のことはこのnoteにも書き連ねている。その頃、同じ「不登校」を経験した親御さん、会う人会う人に言われたこと、それは、
「今は大変かもしれないけれど、あの頃はなんだったのだろう、と思う日々が必ず訪れるから大丈夫だよ。」
正直、1ミリも響かない言葉だった。ごめんなさい、心から心配してくれて投げかけてもらった言葉なのに。もちろんその方々には言葉にならないくらいのリスペクト。
では今はどうだろうか?
完全に「あの頃はなんだったのだろう」という気持ちではないが、「きっと、あの頃はこう解釈できるな」という何とも言えない落ち着いた境地の中に納得感がある。
では、何が自分を今のこの、落ち着いた境地はどこからきているのか?
それは、子供が成長したからではない。(無論、子供はめちゃくちゃ成長している。)
親としての自分が成長(アップデート)したからである。
このことは自信を持って言える。成長(アップデート)とはすなわち変化である。振り返れば、その日から今まで、親としての自分の生き方に真剣に向き合ってきた。子供の「不登校」という経験を材料に、自分自身を高めてきた。おかげさまで人間的に、一皮向けた感覚がある。
世の中で起きていること、本当に大切なもの/ことは何か?突き詰めて、そして俯瞰して考えるようになった。
今では、息子が今後どのような意思決定や決断をしようとも、1ミリも揺らぐことも動じることもないだろう。
この視座に立った瞬間、息子の小学5年生からのあの「不登校」という時期は本当に1つの思い出に過ぎないものとなった。
そう思えるかどうかは、親としての自分自身の問題であると、私は強く思う。
viva不登校。