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【viva不登校】子供たちの日常は情報のジェット気流の中、スマホは戦闘機
10月に入り、少しずつ日常が戻りつつある感覚がある。コロナ禍で、家にいる時間も増え、家の中でインターネットから得る情報もコロナ以前よりも格段に増えた。そんな中、ふと頭によぎる。
「私たちが1日に受取る情報量は江戸時代の1年分、平安時代の一生分にもなる。」
情報化社会と言われて久しい今、さして驚くべきことでもない。ただ、子供たちの日常を見てみるとどうだろうか。
私が子供の頃は、家に帰りランドセルを置いたら公園で友だちと日が暮れるまで、サッカーボールを蹴ったり、缶蹴りしたり、ブランコ漕いだりと。ファミコンが登場してからは家でゲームに興じることぐらいだった。
今の子供たちは、自分のスマホやタブレットを持ち、YouTubeやTikTok、ゲームアプリに興じる。うちの息子は、ゲーミングパソコンで世界中のネットゲーム仲間と繋がり、交信しながらゲームに興じる。その姿は、さながらネットの世界を軽やかに飛行する戦闘機のパイロットのようだ。息子が不登校となった2年間、ゲーミングパソコンが彼の世界の扉だったから、盟友なのだろう。
うちには高2の娘と中2の息子がいる。日々の会話の中で、親も知らないようなことを口にすることが増えてきた。どこで知ったのか?聞いてみると、TikTokや Twitter、Instagramという答えが返ってくる。
こういった現象に警鐘を鳴らす有識者も少なくはない。「スマホ脳」なんて本もある。その方々が称える弊害もよく分かるし、私も子供たちをみて憂慮することも多い。
しかしながら、この時代の流れの中で、子供たちは情報のジェット気流の中、毎日軽やかに飛行している。では、大人として何をしてあげるべきなのか。その翼を取り上げるのか、いや違う。
我々大人がやるべきは、飛行の地図を渡すことだ。彼らが好奇心で飛び込む情報という空の中で、どちらの方向に行くと豊かな世界があるのか、その選択肢を示すような道標となるのが大人の役割ではないだろうか。
私は、安易にスマホを取り上げたりはしない。彼らがスマホで何を見て、どう活用し、どんな気持ちなのか、毎日見ているし、問いかけている。
だからだろうか、彼らなりに一定のルールの中、スマホと向き合っている。
それでいいのだと思う。
viva不登校。
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