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【臨床】膝の痛みとパーキンソン病

こんにちわ!


お久しぶりにやってまいりました。
今週の臨床でございます。

毎週日曜日にやりたかったところですが色々忙しくできませんでした…


今後金曜日の記事で「今週の臨床」をやっていくことが多くなると思いますのでよろしくお願いいたします!!


ではいつも通り投稿していきます。笑


ここ最近の悩んでいるのがパーキンソン病がある方で歩行時や膝を伸ばした時の膝の痛みが訴えの方です。


初めは屈曲可動域の制限が強くて膝を曲げる動作で痛みが特に目立っていましたが屈曲可動域は改善傾向となりましたが、今は膝の伸展可動域の問題が歩行に影響を与えている状態です。

OAのグレードは1くらいでそこまで変形は強くない状態。


問題はパーキンソン病による筋緊張亢進。
左の一側性のパーキソニズムがあり、左下肢のみが力が抜けにくい状態。


痛みの怖さはそこまでなく痛みが出ないような配慮をしつつ徒手治療を行っていますが、膝周囲の滑走性を促すROMEXや筋・脂肪体などの軟部組織のリリースなどを行っていくとやはり力が入りやすく目的とした治療が100%うまく行えてない…


以前セミナーでいわれた言葉を思い出しますが

「患者さんが力が入るのは患者さんは悪くない、セラピストの責任」

と話をされたのを思い出します。


患者さんに
「この人になら安心して任せられる」と思ってもらうラポール形成や
セラピスト側が治療中に力が入りやすくなっているからそれに伴って一緒に患者さんも力が入ってしまうとおっしゃっていました。


実際にそれを言われてからそれを感じたことは何度かあります。

固まっている筋肉を剥がす・ほぐすなどで可動域の拡大を試みるも変わらなかったり、逆に力が入ってて動きにくくなったり…



一方で患者さん自身がいうには
「もともと脚の力が抜きにくい」
「治療など関係なく常に力が入っている」などの訴えもあり、
極端に信頼関係が悪いわけでもない(むしろ良いくらい)。


なので
・パーキソニズムによって力が抜きにくいのか
・痛みの怖さや防御性収縮から力が抜きにくいのか
というところが正直何とも言えない。



個人的には正しいかわかりませんが予測として

前者の場合は完全に膝の伸展制限がとれるとは思いにくく、逆に後者であれば前者よりも今後伸展制限の改善の見込みはあるような感じがしてます。

しかし、それがどちらの影響のなのかは現状はなんともいえない…

だからはっきりとどこまで改善するかという予測が難しい状態


現状痛みの経過はよくなっている状態ではありますが、セラピスト側の私としては少しもやもやするような感じが残ります…


患者さんが良くなっていればもちろん良いと思いますが、振り返りや考えなおすことなどは絶対に必要だと思うから。


ある程度患者さんの改善の幅がどれくらいあるのかは患者さんの状態から予測できると役に立つことは多いと思います。


私もまだまだ考えて治療をしないとな、と思わされた1週間でした。



ではでは。



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