【臨床】フレイルの高齢者-外出機会・活動の減少-
こんにちわ!
7月に入ってからより暑さが増してきましたね…
いつも室内で涼しみながら仕事をしている私からしたら出勤でもちょっと汗をかいて疲れます🤣
体調を崩さないように過ごしていきましょう!
さて、今週の臨床についてですが
私が受け持っている高齢者の方との話になります。
腰痛に悩まされている方で歩く時のふらつきと痛みが気になるという方ですが日常生活でできないことはない状態
狭窄症の所見などもありますが間欠性跛行は特になし
治療後には歩行時の痛みは消失してふらつきも軽減
しかし、次に来院したときにはだいたい元に戻っていることが多い…
というのも外出機会が少なく、人と会うこともほとんどないという方で
もちろん身体機能の問題の影響もありますが、同じくらい、またはそれ以上に生活背景の影響が大きいと考えている方です。
すなわち外出が少なく活動量がかなり低い方です
知り合いや友達の方とは連絡を取ることもなく強いてよく話すとしたらリハビリにきたときに私や他スタッフくらい
趣味も特になし
院内では自主トレーニングも実施できていますが、エクササイズを自宅でもやろうと思えばできるけれどもなかなかできない状況
そこに関しては生活の中でのゴール・目標というのが正直定まっていないというところが大きいかなと思っています(痛みを取りたいというところが主になっているため)
かといって患者さんに
「もっと外出しましょう!」
「もっと人と会いましょう!」
と言っても目的がなければ意味がないので難しいところです。
しかし、以前は自主トレーニングもやりたくないというくらい運動はしたくないという方でしたが、運動の効果を感じていただいてからは少しずつできるようになってきてます。
活動量を上げたいところだがなかなか難しくなやましい方です。
完全な痛みの消失は難しい可能性もありますが、今後少しでも元気いられるように、痛みが強くならないように力になれたらと思います。
しかし、人の痛みは変えることができても人の生活を変えることはなかなか難しいと感じさせられた今日のこの頃でした。
ではでは、ほいなら~