【2/21~25】今週の記事まとめ/蓄電池、サステナビリティ、マーケティングファネル、デライトベンチャーズ
こんにちは、TOMORUBA編集部の鈴木です。最近、大学の教授が起業する「大学発ベンチャー」が増えていますね。私もたまに取材することがあるのですが、それまで研究一筋だった研究者がゼロから起業するのはとても大変なこと。初めての資金調達や採用などで苦戦する方も少なくありません。
それでも起業した研究にも役立つこともあるようです。先日取材した大学発ベンチャーでは企業で行われているプロジェクト管理を、研究にも応用しているとのこと。一般的に研究は個人プレーが多いようなのですが、企業と同じようにチームプレーをさせることにより、研究の効率が上がったと話していました。今後、起業する研究者の方が増えれば、日本の基礎研究の底上げにもなるかもしれませんね。
それでは今週もTOMORUBAで掲載された記事を紹介します。
成長スピードが課題。太陽光・風力発電の効果を最大化する「蓄電池」の現状とは
各業界の脱炭素の取り組みを追いかける「カーボンニュートラル達成への道」シリーズ。今回取り上げるのは「蓄電池」。私たちが日常的に利用しているスマートフォンやパソコンにも用いられている蓄電池は、身近な存在ですがカーボンニュートラルの文脈から語られることはまだまだ少ないのが現状です。実際、蓄電池がカーボンニュートラルに貢献するには高いハードルがありますが、いくつかのイノベーションによって期待される技術が生まれてきています。
次世代の蓄電池として期待されるのが「レドックスフロー電池」と「グリッドスケール蓄電池」。レドックスフロー電池は、ふたつのタンクに異なる液体を蓄えておき、ポンプで循環させることで蓄電するもの。グリッドスケール電池は、スマートフォンやパソコンなどの小型バッテリーとはことなり、文字通り電力網の用に供する大規模容量の蓄電池。いづれも近い将来、大きな市場に成長すると期待されています。
「世界でもっとも持続可能な100社」2022が発表。トップ10企業の「サステナビリティ施策」は?
世界の企業が取り組むイノベーションの"タネ"を紹介する連載企画【Global Innovation Seeds】第18弾。カナダのメディア・投資調査会社「Corporate Knights」(コーポレート・ナイツ)が2022年1月に発表した「世界でもっとも持続可能な100社」の最新版で、トップ10に入賞した企業を紹介します。
1位に輝いたのは、デンマークのの「Vestas Wind Systems」(ヴェスタス・ウィンド・システムズ)。85か国に145GWの風力発電機を設置した実績を持つ、世界をリードする風力発電機メーカーです。トップ10には、他にもデンマークの企業が3社ランクインしています。
「勝つための学び直し」ビジネス戦略論を読み解く㉟~マーケティングファネル
「勝つための学び直し」ビジネス戦略論を読み解く】第35弾でとりあげるのは「マーケティングファネル」。ユーザーの心理状態の推移を表したフレームワークで、うまく活用することで課題の解像度を上げ、適切なマーケティング施策を行えます。記事ではマーケティングの種類やメリット、注意点などを紹介しています。
今では「マーケティングファネルは古い」と言われることもありますが、現代の購買行動を把握して適用させれば、現代でも十分に使えるフレームワークです。ユーザーの行動を整理してマーケティング施策を考えたい方は参考にしてください。
「think 2030」 vol.7 | デライト・ベンチャーズ 渡辺大氏 “優先すべきはスタートアップの成功。価値観のアップデートこそが、日本の競争力向上のカギ”
「2030年に向けた新規事業やオープンイノベーションの未来」という観点から、日本の企業・ビジネスパーソンの進むべき道を考えるシリーズ企画「think 2030」。今回は、新卒で足を踏み入れた金融業界から、2000年に創業1年ほどのDeNAに転職し、海外事業を牽引した後、2019年にデライト・ベンチャーズを立ち上げた渡辺大氏にインタビュー。
シリコンバレーで目の当たりにしたスタートアップエコシステムの進化を日本でも起こすべく、起業家の世界での活躍を全力で支援する渡辺氏に、日本のスタートアップエコシステムの課題や、日本経済再生に向けたヒントや心構えを伺いました。