水草展・コウホネの開花
2024/08/13
帰宅時に30分だけ、閉園時刻間際の筑波実験植物園・水草展に立ち寄る。
この企画展は来るたびに経験値が上がるので、最終日の18日までにできる限り情報を得続けたい。
今回は湧水河川水槽のコウホネが開花していた。
昨日も一応は少しだけ花開いていたが、本日は開花が進んだ分、蜜香がより強く薫っていたように感じる。
そして花の中には虫の影が見えた。
もしや蜜を求めた昆虫が飛来したのかと思ったが、よくよく見ると正体はアブラムシだった。
恐らくは葉裏から歩いてきたのだろうが、自分が栽培していた時はコウホネが蕾の時点でそこにスタンバイしている個体もいた。
このアブラムシはそれなりに育ったコウホネには必ず飛来、発生するもので、ある程度の期間までは鼠算式に急増していくが、しばらくするとアブラムシの匂いを嗅ぎつけて飛来するヒラタアブやテントウムシ、クサカゲロウ等のアブラムシ専食生物によってほとんどが滅ぼされてしまう。
自宅では時折、鉢植えのコウホネを沈めて水面に浮上したアブラムシ達をメダカやオオミズスマシの餌にしていた。
基本的には全滅する前に有翅個体が生産されて再び旅立っていくが、ここにいるアブラムシ達にはどのような未来が待っているのだろうか。