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コガムシ幼虫による大葉の害虫処理


ベランダで栽培している分の大葉に小さなイモムシが何匹も発生し、利用できない葉が少しずつ増えてきた。

しかしビオトープが近いこの場所で殺虫剤を使うわけにはいかない。
そこで一晩の間、大葉を鉢ごと水に沈めて一度害虫を追い出す実験をしてみる事に。

ミクリの枯れ葉を使い、放射状に広がる苗を束ねて沈める。
新品のプランターを用いた事もあって、揺れる水面が非常に涼しげだ。
思わず、最後にプールに入ったのはいつ頃なのかを考えてしまった。
ナイトプールには何度か入っているが、昼間のプールに入った経験はもう10年以上無い気がする。
そもそも現代の夏に自分の体が耐えられる構造なのかすらも怪しい。

追い出された虫を確実に仕留めるため、ダメ押しに水中の捕食者であるコガムシ幼虫を3匹ほど放った。
ビオトープから連れてきた本種は獲物を見つけるために水草の隙間等を執拗に探る習性がある。

コガムシ終齢幼虫


そして思惑通り、コガムシは大葉に棲みついた害虫を発見し捕食していた。
解像度が低いため分かりにくいが、以下の画像は大顎を交差させて白いイモムシを咀嚼している様子だ。

イモムシを捕食するコガムシ幼虫

一晩水に沈めた後、引き揚げた大葉は完全にイモムシの気配が消えており、鉢の付近に糞が転がっている事も全く無くなった。

しかしこれからの時期は何度も害虫が飛来してくる事が容易に予想できるため、いくつかの苗は室内栽培にし、外に置く苗はバックアップとして育てる余剰分として扱った方が良いのだろう。

後日、庭に生えていた大葉を新たに導入したので同様に水とコガムシによる害虫処理を行った。

後日沈めた別の鉢

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