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noteにて初めて収益を得る


そういえば、365日連続更新をしていた最中、自身のnoteで収益を得る機会があった。
小規模ではあるが、趣味が仕事になった瞬間だ。
自身が発信する媒体で収益を得た経験は初めてかもしれない。

当noteでは生物関係の記事が多く、ゴミムシやオサムシ等に焦点を当てた物もいくつかある。
全ては無料で公開している記事だが、それを読んだ"とある人物"から今回ゴミムシ関係の依頼をいただく運びとなり、その報酬はnoteの記事へのサポート(投げ銭機能)として手数料分を上乗せして支払われた。
ちなみに現時点では内容を語る事はできないが、出版や執筆関係の依頼ではない。


当時、依頼メールを読んでもなぜ自分に白羽の矢が立ったのかは分からなかったが、マイナーなゴミムシ関係についてリアルタイムに更新されているブログというものはあまり存在せず、2023年の中で特定の種をピックアップした記事を繰り返し上げている者が自分くらいしかいなかったからなのだと考えている。

前回の記事では「賃金が発生するようになったらバックれるかもしれない」といった話をしていたが、この件の事を考えると意外と責任は持とうとする方なのかもしれない。(今回はかなり急ぎの要件だったというのもあるが)

飼育、採集といった各シーズン限定の趣味や交友、労働を済ませてから、残された1時間ほどで書き始める記事は、クオリティが足りないまま世に流してしまう事も多かった。
しかし、「とりあえず形だけでも終わらせる」という能力が急成長する。これは学業や労働で習得したものよりも遥かに成長率が高かった。
自由度が高く、いつでも中断できる趣味だからこそ、最低限のラインだけは死守しようとしたのかもしれない。
逆に賃金が発生していたら、意識の低いフリーターの如くバックれていた可能性もある。

連続更新366日目の感想



文章を書く事に金銭のアレコレが発生してしまうと、趣味の枠を超えてしまうと考えている。
そういったタイプの責任を負う経験が乏しかったからだろう。
自身のスキル不足故に、あまりにも重いプレッシャーが生じる。

仮に執筆関係の依頼メールが来てしまったら責任から逃れるために「迷惑メールフォルダに振り分けられていた」という事にしてガン無視するかもしれないし、校正してくれるなら…と引き受けてしまうかもしれない。どっちだろう。
少なくとも、一度引き受けてしまったら血反吐を吐きながらでも終わらせると思う。
そして恐らく、フォロワーからの頼みであれば二つ返事で血反吐の道を選ぶ。



「文章に責任が発生する」という事実の重さを直視できないし、物書きで生計を立てている人間がこの世に存在する事が信じられない。
それを念頭に置いてそこら中にある本を読むだけで鳥肌が立つ。仮説を並べて「かもしれない」と言うだけで済む日記とは大違いだから。

運転免許講習を受け始めた頃に車道を眺めた際の、「ここにいる全員が当たり前のように免許を持って運転している」という事実に恐れ慄いた事があるが、あの感覚に近い気もする。


ちなみに、上記依頼を済ませた後の依頼主からのメールは本当に手違いで迷惑メールフォルダへと自動で振り分けられていた。故に返信が大幅に遅れる事に。
申し訳なさすぎる。

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