見出し画像

飼育下におけるオオヒラタトックリゴミムシの越冬窩



湿らせた腐葉土を敷き詰めた飼育ケースにて。
内部にシェルターとして設置していた小型タッパーを退かすと、その下に越冬窩えっとうかが作られていた。

オオヒラタトックリゴミムシの越冬窩

本来、野外でのオオヒラタトックリゴミムシはこのような環境では越冬を行わないはず。

というより、ほとんどのオサムシ、ゴミムシ類は部屋が崩れやすい腐葉土内での越冬は好まないように思える。

しかし飼育下のような選択肢の無い閉鎖環境では消極的ながらも利用され、湿度管理も容易で大半の種類は無事に越冬が可能なため、自分は多くのオサムシ亜目の越冬床材として使っている。

その場合は必ずしも越冬窩が形成されずとも大きな問題は起こらないようだ。

いいなと思ったら応援しよう!