ギンヤンマ産卵基質としてのコウホネを投入
前回
昨日ギンヤンマの発生が確認されたビオトープ(と呼ぶのも躊躇われるほど簡素なトロ舟)に、産卵基質兼隠れ家としてコウホネ鉢を投入した。
このコウホネは冬季に減水した湿地帯の陸上で凍結と解凍を繰り返し、大部分が腐敗していた根茎から再生をさせた物。
野菜用の水桶内で養生させていた。
鉢の中には2株が入っており、それぞれが成長した様子だ。
当初は健康な部位がそれぞれ握り拳一つほども残っていなかったが、今では鉢底から結構な量の根がはみ出すほどに育った。
一刻も早く株分けをしてやりたい所だが、コウホネは温暖な時期に根茎を傷付けると腐りやすいという話も聞くので、一先ずは先延ばしにする事に。
この水深の浅いビオトープでは霜が降りる前に回収しなければ野外と同じ轍を踏んでしまうと思われるので、晩秋前には完全に沈水させる事のできる深型容器へと移動させつつ、その際同時に株分けも行っておきたい。