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2023年7月上旬、庭ビオトープ記録
ビオトープ脇のサトイモ苗の上でトウキョウヒメハンミョウが寝ていた。
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今年は発生が早かったが、本格的に個体数を増したのはここ1〜2週間ほどだった。
また、夜が明けるとサトイモ苗には小さなアマガエルが訪れていた。
大きさからして、少し離れた場所にある水田で今年生まれた個体が遥々旅をしてここまで来たのだろう。
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ちなみに、少し前に紹介したエアーポテトに付いているシャクトリムシは庭のヤマノイモやオニドコロ等が茂る場所へ移動させたが、翌日に全滅した。
この場所にも居るアマガエルによって捕食されたと思われる。
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ビオトープ周辺に生息する在来種の餌になったのなら、ある程度の食害に目を瞑ってシャクトリムシを育てた事も無駄ではなかったと感じる。
10年以上設置している大型の桶の中ではコガムシの成虫が羽化していた。
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この場所で自然発生した訳ではなく、近所の私有水田に発生した幼虫を複数匹持ち帰ってこの中に入れていた。
その個体が陸地を使って蛹化〜羽化までを遂げたという事になる。
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陸地は土を入れたプランターを倒して投入している。
土を入れたプランターをそのまま倒して入れてしまうと土がほとんど流れ出てしまうが、粘り気のある土を使って何らかの雑草をしばらく育てて根を張らせると土の流出を防げる。作物を育ててもいいかもしれない。
根詰まりするほどに繁茂させれば流れ出る土はほとんど無い。
10年前に根張りした土をその後手入れする事なく使い続けている。
この陸地を作って以降10年で、チビゲンゴロウやコシマゲンゴロウ等の小型ゲンゴロウがこの場所で自然発生する事は確認した。
そして移植とはいえ、さらに大型となるコガムシの蛹化にも耐えうる構造である事も今回確認できた。
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このプランター陸地は、ベランダ等の屋根があるプラ船ビオトープでしか使用していないため、降雨の衝撃によって土が流れる事は想定しておらず、雨曝しにした場合にどうなるかは分かっていない。とはいえプランター側面が屋根となっているので大きく削られる事は少ないと思われる。
しかし、降雨による水位の変動で蛹のある位置まで水没する可能性は高いので、基本的には屋根の下での運用を基本とすべきだろう。
ビオトープ脇の草地ではショウリョウバッタ幼虫が終齢となっていた。
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この虫が大きくなってくると夏を通り越して秋の気配さえ感じてしまう。
この場所で初齢を確認して2ヶ月ほどか。
バッタの類の成長速度は本当に速い。
追記
ちょうど同日にnoteフォロワーのHinata氏がチビゲンゴロウの記事を投稿していたので紹介する。
氏は小学生でありながら凄まじい水昆知識と研究意欲を持っており、自由研究なども研究者のそれと遜色がないほどに突き詰めようとする姿勢と着眼点を持っている。
各地の施設や環境も巡っているようで、今後の水昆界の発展に貢献するであろう趣味人の1人だ。
以前にはトモロウの記事の紹介もしていただいた事もある。