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ヤンマのヤゴを捕食するコキベリアオゴミムシを確認
某日、コキベリアオゴミムシが水際でヤンマのヤゴを捕食している様子を観察した。
自分が撮影を始めてすぐに行われたのは、ヤゴの翅が収まっている部分の外皮を噛み千切り、中身を引き摺り出すという場面だった。
コキベリアオゴミムシが干上がった水路でシオカラトンボやアカネ系のヤゴを捕食している様子は何度か確認した事があるが、まさかヤンマほどの大きさの虫を率先して捕食するとは思わなかった。
ヤンマのヤゴは羽
アオヘリアオゴミムシとスナハラゴミムシの同所生息についての所感
絶滅危惧IA類アオヘリアオゴミムシは、絶滅危惧II類のスナハラゴミムシが生息しているポイントでの発見例が多いという報告がある。
自分が発見したポイントの大半も両種が生息していた。
しかし、アオヘリアオがスナハラと同所生息している確率は高いとはいえ、スナハラ生息が見られないポイントにおいてもアオヘリアオの密度が高い例はいくつかある。今まで発見した8つのポイントの中でも3箇所ではスナハラを確認できな
師を連れてフィールドを歩く:前編
師を連れて、トモロウの自力開拓採集ポイントを巡った。
彼に再会するのは13ヶ月ぶりだ。
彼は自分に絶滅危惧種アオヘリアオゴミムシやスナハラゴミムシの事を教え巡り合わせてくれた人物で、かつて同行採集を行った際は初見のポイントにてスナハラの多産地を発見していたし、後にトモロウの故郷でアオヘリアオが発見される事を予言していた。
完全に場数の違う『フィールドの見方』をしており、同行の際には『採集ポイント
師を連れてフィールドを歩く:中編
前回
トモロウをアオヘリアオゴミムシという幻の昆虫に巡り合わせてくれた師を連れ、自力開拓ポイント2箇所を案内する。
そして無事、彼に当県産アオヘリアオ2箇所分を届ける事ができた。
彼は虫や環境、採集者に敬意を払うタイプであるため、採集個体を全て持ち帰るという事はしなかった。
採集者(特に研究者)は、この敬意を敏感に察知して自身の情報をどこまで開示するか決定する傾向がある。
同時刻、SNSにおいて