アナグラムで自分探し(前編)アナグラムの作り方
自分探しをするためにインドに旅に行く必要はありません。そこに紙とペンと、自分の名前があればオッケーです。
名前アナグラムで、使命のヒントを見つけよう
自分の名前でアナグラムを作ることで、使命を見つけることができます。
まずアナグラムとは?ここはwikipediaより拝借。
アナグラム (anagram)とは、言葉遊びの一つで、単語または文の中の文字をいくつか入れ替えることによって、全く別の意味にさせる遊びである。
文字列を逆順にして一致するかどうかを調べればよい回文とは異なり、単純に考えて異なるN種類の文字列ならNの階乗通り(N!; 例えば5文字なら120通り)の並べ替えが可能なので、意味のあるアナグラムを一瞬で見つけるのは困難である。逆にそれだけの可能性があるため、たいていの言葉は(強引な意味づけをすることで)アナグラムになりうる。
例えば「アナグラム」から「グアムなら」などのアナグラムを作ることができる。
具体例をいくつか挙げるなら、
菅義偉 → 日が良しです
オズワルド → 音 据わる
フワちゃん → ワンチャンFool
だんだん強引になってますか?でも僕は、色々流派のあるアナグラム作家の中でも、けっこう縛りは緩くしたい派でして。濁点の有無、ヤ行の拗音化、さらに長音や促音や、場合によっては撥音の付け足しも認めたい派なのです。今後回文の記事を書くかもしれませんが、そちらも濁点くらいは付け外しオッケーにしたい派です。
だって、それによってめちゃくちゃいい作品ができるなら、できた方がいいじゃないですか。
そしてまた、
note → tone
とアルファベットでやるのもいいですね。
思い出すのは、懐かしの日テレの番組、「マジカル頭脳パワー」では「シャッフルクイズ」として、有名人の名前をアナグラムにして出題していました。
番組の例題では、アシスタントの永井美奈子さんの名前を用いて
波が来ない → 永井美奈子
というのが毎週流れてたのを覚えてます。
さらに発展した、文字列から二人の有名人の名前を探す問題では、
毛虫から父ちゃん → 志村けん、加藤茶
というのは子供心にすげえ!と思いました。
というわけで、名前アナグラムはクイズにしても面白いのですが、たくさん作っていくうちにその人にふさわしい言葉が出来上がることが多いです。
アナグラムを作るコツ
僕に言わせると、アナグラムとは破壊と創造です。
どういうことかと言うと、一回、元の言葉を忘れなければ、新しい言葉は生み出せません。
そこでまず、
1. 言葉を崩す
文字列をグチャグチャにします!ランダムに文字を書いていくのです。
タカダアキヒロなら、
キ ダ カ
ア タ ロ
ヒ
みたいに。適当に。
ひらがなとカタカナ、どちらでもいいですが、個人的にはカタカナがおすすめです。なぜなら、カタカナの方が非日常感、具体的に言うと知らない言葉感が出るからです。
また個人的な話ですが、僕は小学生の頃にクロスワードパズルにハマってまして、クロスワードの記入って、カタカナのことが多いんですよね。だから、カタカナはパズル的に動かすことが可能だよ、という脳が子どもの時既にできていたのでしょう。だから人によって、昔ひらがなの積み木で遊んでたよ、という人はひらがなが向いているかもしれません。
また、これ以降の説明でうまくできなかった場合に、逆の仮名も試してみる、というのもやる価値はあります。
さて話は作り方に戻り。
2. 単語を書き出す
適当な文字の羅列から、意味のある言葉を作ります。
2文字でも3文字でも、4文字でも逆に1文字でも!この時、単語と単語は別に文字の重複があっても構いません。元の文字列から、できるだけたくさんの単語を見つけ出します。柔軟に柔軟にいきましょう。名詞だけじゃなく、動詞や形容詞、接続詞や感嘆詞、あと「てにをは」も挙げておくと後の組み立てに便利に使えます。
ちなみに僕が頼まれてアナグラムを作る時は、少なくとも50個は書き出します。とはいえ一気には50個も思いつきません。休憩を挟んで(というか一旦別のことをして)、リフレッシュした脳で続きを見つけていきます。まあ最初は、15〜20くらい見つけられれば良いでしょう。
3. 単語を一つ選び、組み立てる
書き出した言葉たちの中から、気になる単語をまず一個選んでみましょう。直感で。これ大事なのでもう一度言います、直感で。
次に、残りの文字をまたランダムに配置します。この時、最初の時よりも文字数は減ってるので、そこから生む言葉は絞りやすいでしょう。2で探しておいた単語もリメンバー、そこの文字だけで作れる言葉もあるでしょう。
そうすると名前くらいの長さの言葉なら、この時点で意味のある言葉を(多少強引でもいいので)作れることも少なくありません。
ここで一つ具体例。
「スガヨシヒデ」で考えた時、まず「です」を直感で抜いてみました。残りが「ガヨシヒ」。この4文字をまた混ぜてみます。
やはり日本のリーダーの名前ですから、良い意味の文章を作りたい、と思っていたので「良し」を見つけ、残りを前後考えながらつなげて文章の形を探したら「日が良し」。組み合わせて「日が良しです」となりました。後付けですが、日は日本の意味も含ませられるのでなかなか及第点のアナグラムだと思います。作品としてこだわるなら「佳し」「善し」「好し」など見比べてもいいでしょう。
4. いくつも組み立てる
ただなんでもいいからアナグラムを作りたい、なら3までで良いのですが、使命を見つけたいならここからも大事です。
3の工程を、別の直感で選びつついくつかやってみましょう。
途中でヘンテコなものができあがってもいいです。むしろ有益な副産物です。
意味不明な羅列でも、パソコンかスマホに入力したら何かしらの予測変換が出るかもしれません。何でもいいから漢字になると、そこには意味やイメージが生まれてきます。
さあ、これで、複数のアナグラムが出来上がったと思います。
さてここから使命を見つけたいのですが、僕が人のためにアナグラムを作る時は、この複数のアナグラムをよっぽど悪い言葉は除き、なるべく全部納品します。
その理由は・・・長くなってしまったので、次回に続きます。
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