タスクシュートゆる活日記(26)プランはあくまでその日やることの下書き
「次のタスクにきっちりタスキを渡すべし!」と思っていた
つい最近まで、その日のプランはきっちりその通りに進めるものと思っていました。駅伝で疲労困憊になりながらも、次の走者に絶対にタスキを渡して、そのまま倒れ込むようなイメージです。
受け取った次のタスクも必死に自分の仕事をして、次のタスクに渡す。
そして、睡眠時間を削ってでも、1分着手で最終タスクに到達して、先送り0でフィニッシュを目指す。
そのため、ルーチンはセクションと開始時間をきっちり決めて、隙間なくタスク間は埋め尽くされてました。これをこなすは正直キビシイ。
でも「みんなおなじはず。そうでないと100個以上もあるタスクをこなすのは到底無理」と思いこんでいました。
「タスクシュートに設定すれば目標達成!」と思っていた
またタスクシュートの効果を実感する中で、「ルーチンさえセットしたら、勝手に習慣化して、無意識でできるようになり、どんな困難な目標も達成できるぞ!」と思うようになりました。
そして、それを証明すべく、毎日3時間確保するルーチンをタスクシュートに仕込み、3ヶ月後に目標達成するという壮大な計画を立てて、実施してみました。
「タスクシュートは書いたら実現する魔法の書ではない」
この大いなる誤解に基づく計画は当然のごとく1ヶ月と持たず。やる気とは裏腹に現実的にそんな時間がずっとはとれず、睡眠時間削ってヘロヘロになりました。目に見えた成果も実感できず、モチベーションも急低下。
この間違いがわかったのが、タスクシュートの「生みの親」大橋悦夫さんとビジネス書作家の佐々木正悟さんが主催するオンライン講座「スピードハック研究会」の毎週の振り返り会でした。
コメントもらって、タスクシュート書いたからといって現実になる「魔法の書」ではないということを指摘されて、ハッとしました。
タスクシュートは「デス・ノート」ではないよという話もでました。
この後「デス・ノート」のマンガ、読みました。
なるほど!!そんな風に考えていたつもりはなかったのですが、やろうとしていることは、まさにそのとおりでした。
もちろん、タスクシュートは習慣化や実行の後押しはしてくれますが、
設定しただけで、勝手にやる気がでて、勝手に時間が生み出せて、魔法のように実現するわけではない。あくまで、時間を作って、実行するのは自分ですよね。タスクシュートに頼って、後はおまかせって訳にはいかないですよね。
時間的・精神的な理由で、自分がやれない場合は当然できないし、それを選択したことが現実だったりする。
「プランはあくまで下書きで、実際のタスクはその時に決まる」
また「朝作ったプランの実行順や実行時間を変えたり、翌日に回したり、柔軟に変えてもいいんだ」ということも、スピードハック研究会の動画やジャーナル、振り返り会の中で学ぶことができました。
ルーチンについても、そもそも、セクションだけ設定、いやセクションすら設定しないタスクもありだということも、わかりました。
「本日実行できればやる」といった、ゆるいタスクもあってよいことは、目からウロコでした。「タスクシュートに設定した限り、絶対実行対象!
削除や変更は、妥協だし、負け!」と思っていました。
どんだけ自分がガチガチで、融通がきかなかったのかな思いました。
これでは楽しいより、勝ち負けにこだわり、苦しくなってもおかしくないですよね。
タスクシュートは自分にあった形でどんどんカスタマイズして使っていいんだってことがよくわかりました。
もっと軽やかに、楽しんで、基本や常識から外れることを怖がらずに、日々のタスクを実行していきたいと痛感する今日このごろです。