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友岡賢二
2019年12月12日 06:55
デザイン思考からの学びはたくさんありますが、デザイン思考のフレームワークとIT業界での実態の乖離が激しいのがPoC(Proof of Concept)と言われるフェーズでしょう。そこで作られるモノはプロトタイプと呼ばれますが、本来のプロトタイプの意味を超えて、割とガッツリとプロダクトを作ってしまっています。IDEOのティム・ブラウンは、初期のプロトタイプの目的は、アイデアに実用的な価値があ
2019年12月11日 06:57
10年ほど前の話しになりますが、私が北米TV事業に関わっていた頃、VIZIOという新興ブランドが突然マーケットに現れてあっという間にシェアを伸ばして行きました。北米の会社ではありますが、自社製造工場を持たず、デザインとサービスに特化した会社でした。当時北米でTVは大型量販店の顔とも言える商品でした。日本と違い、箱に積まれたTVがフロア置きされ、顧客は巨大なショッピングカートに自分でTVを持ち上
2019年11月29日 07:19
製造業で良く使われるフレーズに「現場・現物」や「現地・現物」があります。これに「現実」を加えて「三現主義」とも言います。事務机にかじりついて練り上げた「机上の空論」ではなく、現場に身をおいて、五感を通じて感じ、現場の人との対話を通じて気づきを得て、そこから課題設定を行い、解決方法を生み出すのです。私も駆け出しの頃に、「そのアイデア、現場の人は何て言ってる?」と上司に聞かれ、「いえ、まだ現場には行
2019年11月23日 08:46
イノベイションは”0”から”1”を生み出す、改善は”1”を”100”にする、などと言われます。小さなイノベイションをどのように興すかについていくつかの発想法や戦術をまとめてみました。虎の尾を踏むな虎の尾とはすでにそこにある定型業務やシステムです。イノベイションは”0”から”1”を生み出す行為ですので、すでにそこに何かある時点で、”0”じゃないわけです。FAXでのやり取りを電子メールに変更するの