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ブランドは一人じゃつくれない。GREEN SPOONのリリースから半年が経ちました。

noteの更新、だいぶかまけました。
おひさしぶりです。GREEN SPOON代表の田邊です。

先日、正式リリースから約半年が経ち、1.8億円の資金調達を発表しました。一言で振り返ると、ジェットコースターのような半年でした。笑


前回のnote更新はGREEN SPOONのリリースにまつわる「どうしてGREEN SPOONが生まれたのか」という話をさせてもらいましたが、今日は創業から1年と4ヶ月、ブランドのリリースから半年が経った今感じていることを、リリース前のハイライト含め、お話しさせてください。

リリースの時のnoteはこちら↓


書きたいことはたくさんあるので、前回に続き、取り留めがないのは先にお許しください...!


ブランドは一人じゃつくれない。

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(会社創立1周年の時のメンバーからのサプライズケーキ。Never stopというメッセージには重みがあり、嬉しかった。笑)


3月25日の正式リリースから約半年、本当にあっという間でした。

多くのメディアさんに取り上げて頂いたり、新宿伊勢丹さんにポップアップストアを出させていただいたり、パウチや夏季限定スムージーなど、いろいろ仕込んでいたことへ突っ走り続けた半年でした。

前回のnoteを書いた時点では正式リリースの前で、マーケットに自分たちのプロダクトが受け入れられるのか、不安も正直大きかったです。

それが今では、家族や友達はもちろん、たくさんのユーザーさんがGREEN SPOONのある生活を喜んでくれています。正式リリースからずっと生活に取り入れ続けてくれている方や、このサービス最高だね!と伝えてくれる方も大勢。

僕個人がどうとか全く関係なく、ただその人にとってGREEN SPOONが良かったという、純粋にプロダクトとして愛されている、世の中に受け入れてもらえたのは本当に嬉しい体験でした。

半年前にはなかった「GREEN SPOONがある世界」が存在しているという喜び。

これはAbemaTVのスポーツ局立ち上げのときも感じていたことではありましたが、やっぱり自分たちでゼロからつくったプロダクトでそれを実現できたのは比較できないなと思います。


リリース前の不安が消えた日

実は、ブランドを正式リリースする3ヶ月前、ちょうど昨年の年末は個人的になかなかキツい時期でした。

ゼロから作ったプロダクトをマーケットに出す不安。初期の反応によっては自分たちが描いている未来が創れないかもしれないと、かなりの確率でスムージーが夢に登場していました。笑

年末に受けた健康診断でも肝臓のとある数値が通常の4倍まで上がってしまって、もう病院も年末年始でほぼ休業していた時期なのに、「即早く病院いけ」と検診結果が来るレベルに。
健康を届けたいGREEN SPOONを立ち上げようとしているのに、カラダがやられていました。。


そんな状況から脱することができたきっかけは、2月6日の友人限定のβ版リリース前。無理言って、工場から自宅に届けてもらったGREEN SPOONの試作完成品でした。


それまでも試食で(それはもうたくさん)スムージー自体は食べてきたんですが、ユーザーが受け取るのと全く同じ梱包、同梱物、製品を本番の冷凍クール便に乗せて、自宅で受け取るのはその時が初めてでした。

インターホンが鳴り、ダンボール箱を開けて、同梱物を読み、カップのフィルムを剥がして。あの材料がぎゅっと手詰めされた容器を見た瞬間、「これはいける!」とそれまでの不安が綺麗に晴れていきました。

一連の体験を通して、GREEN SPOONのスムージーは本当に多くの人が関わっていて、パズルのように一人でも欠けてたら完成できない奇跡のようなプロダクトだと改めてそこで実感したんです。

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25種類のスムージーの色を変えたい、普段スムージーに入れない材料を入れたい、白砂糖は使わずに栄養の組み合わせを考えたいけど美味しくしたいとか、僕たちの細かいオーダーを全部想像以上のクオリティでクリアしながら、管理栄養士の渥美さんが作ってくれた全く新しいレシピが、

スムージーのステレオタイプを超えて「GREEN SPOON」としての魅力を再構築できたクリエイティブが、

「売れるかわからないものは作れない」と断られつづけてきた僕たちに「こりゃおもしろそうだね」と一緒に挑戦してくださった泉州屋さんの工場でカタチになって、自分の目の前に今存在している。

一人で勝手にいろいろ背負い込んでいたのかもしれないなと感じたのを憶えています。当たり前のことですが、みんなで創ってきたんです。

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GREEN SPOONというスムージーを創り上げていく時、僕が心がけていたことが一つあります。

それは「GREEN SPOONがつくりたい世界」を、関わる人すべてに、それこそカップに食材を手詰めしてくれるパートのひとりひとりにもきちんと伝えるということ。

GREEN SPOONに関わる全員が、その想いを汲んで、一緒になって実現に向けて努力したからこそ、今のGREEN SPOONが存在している。

ブランドは、一人じゃつくれない。

多くの、異なる人たちが持つ、価値観、世界観、技術へのリスペクトが集約されているのがこのスムージーで、だからこそGREEN SPOONを心から誇りに思えた瞬間でした。


思わずもらい泣きしたメンバーからの報告

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もう一つ、最近嬉しかったことがあったので記しておこうと思います。これは半分個人的なことで、僕自身の人生のミッションにリンクしていることです。

弊社では毎月メンバーと1on1をしており、モーニングを食べながら1人あたり2時間ぐらいじっくり話すことを創業初月からしてきました。

あるメンバーは、どんなに成果を出しても、出来たことではなく出来てないことにフォーカスしてしまうという自己肯定感の低さを1on1のテーマにすることが多く、半年以上に渡ってこのテーマで対話を続けてきました。誰よりも働いて、成果も出していることは自分でもわかっているはずなのに、自分を認めてあげられないという状態が続いている。仕事だけが人生ではなく、同時にプライベートの悩みだってあるに決まっていて、それらもあいまって相当にきつかった半年だったろうと思います。

それが、先月の1on1ではいつもと顔つきが違い、「8月は前職時代も経験したことないくらい、出来たことにフォーカスし、頑張った自分を認められた」と涙ながらに報告してくれたことがありました。この涙は色々な意味が込もっているのだと思ったし、そのメンバーの中では大きな成長で変化だったんです。仕事も、誰よりも愚直に猛進して取り組んでいたのも事実。圧倒的に頑張ってるからこその涙だったと思います。僕ももらい泣きを堪えきれず、朝から2人で泣くという思い出深い一日となりました。笑

なぜ、もらい泣きしたのか。

これを考えると、やはりメンバー自身がGREEN SPOONのビジョン「自分を好きでい続けられる人生を。」を仕事を通じて達成し始めていることに感動し、目の前のメンバーの変化や成長に寄与できた嬉しさが瞬間的にこみ上げたのだと思います。

他者と向き合う時、自分と関わった人が少しでも勇気づけられ、その人が自身を肯定する助けになっていくことが、僕の他者との関係における大切なスタンスだということを気付けた良い機会でした。

「自分を好きでい続けられる人生を。」というGREEN SPOONのビジョンは、僕自身が会社やプロダクトを通じてはもちろん、一個人としても、生涯を通して実現していきたいことなのだと再認識させてもらい、そのメンバーとの1on1の時間にとても感謝をしています。


一緒に働く仲間にも、自分を好きでい続けてほしい

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(ワンルームマンションから北参道の新オフィスへ移転。広さ5倍に。)


最近、他者の人生について考えることが増えてきました。

例えばユーザーインタビューでお話を聞かせてもらうと、それぞれのお客さんにその人だけの生立ちや生活があって、好きな食べ物やどんな人と暮らしているのかも全部違います。

数字で言えば1コンバージョンとしか扱われない一人ひとりにも、その人だけの人生の歴史があるし、毎日の生活もある。GREEN SPOONがやりたいのは、その人達の自分をケアする習慣をサポートすることで「自分を好き」と思える一つの選択肢になることなのだから、そのN1にどこまで想像力を働かせ寄り添えるのかというのは必然的に全てのチームで大きなテーマになっています。

それは、一緒に働く仲間も同じことです。

今、弊社は採用拡大中ですが、面接でもその人の人生を聞かせてもらい、Greenspoon inc. という会社がどうやってその人の人生と繋がるのかを徹底的に考えるようにしています。

仲間が増えるのは楽しみな半面、その人の貴重な人生を共にするので、ある意味不安もないといえばウソになります。入社前は勿論、入社後も継続的にメンバーと会社、サービス(プロダクト)を「繋げる」ことは、今後も強化してやっていくし、それは僕とメンバー間だけでなく、全社で相互に理解を深めることが重要だと考えています。

成果は勿論だけど、僕が一緒に働く仲間に望むのは、自分を好きでい続けられることのファクターとして、GREEN SPOONが存在していること。

そして、やっぱり好きな人、お互いにリスペクトできる人と仕事するのが一番生める成果も大きいのでは?と思っているし、論理性や合理性ではない理由のない「なんか好き」と思える感覚はとにかく強いなと。

だから、GREEN SPOONのスムージーやこのnoteなどを通じて、なんかいいな、好きだなと思ってくれた方は、積極的に連絡頂けると嬉しいです。


まだ立ち上げたばかり、大変なこともたくさんある中で、本当に好きな人と働くことがHard Thingsを乗り越えていく原動力になっていて、今のこの仲間たちとGREEN SPOONを作っていること自体が、嬉しくて楽しくて仕方ない。


弊社に興味がある方は、そんな環境であなた自身の「自分を好きでい続けられる人生」に繋がる仕事をGREEN SPOONで一緒に作りましょう。


あなたにも 「自分を好きでい続けられる人生を。」

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現状、僕たちが作ってきた「GREEN SPOONがある世界」は理想のまだ5%くらいの達成度です。単純な規模もそうだし、体験の深さも、もっと研ぎ澄ませていくことができると思っています。

GREEN SPOONが作りたいのは自分を大切にする食のセルフケア文化です。「自分を好きになってください」といきなり言われても何をすればいいかわからない。
だけど「自分を大事にするケア」だったら行動に繋げられると思います。
そのために僕たちができることは、スムージー作りにとどまらず、どんどん新しいチャレンジしていくこと。
そして、「楽しさ」を遊びゴコロたっぷりに詰め込んでいくことです。

僕自身は日常的にジムに通って筋トレをしていますが、これも単純にジムが楽しいから。楽しさがないと続けていけません。

だから、GREEN SPOONでは管理栄養士さんと考えた、スムージーの枠を超えたアレンジレシピや、

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※にんじんとしょうがのスムージー「Spicy Sunset」のアレンジ

味の感想やアレンジを記録できるスムージーノートなど、

美味しさには徹底的にこだわり続けますが、体験として続けたくなる楽しさも同時に届けていきたいと思います。


GREEN SPOONに触れたユーザーも、僕自身に関わってくれる人も、今より少しだけ「自分を好きでい続けられる人生」を歩んでもらえるように。

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(資金調達のプレスリリースで使った写真は、伊勢丹ポップアップの閉店後に撮ったもの。「良いチームだね!」と言ってもらえることが多いお気に入りの1枚。)


以上、正式リリースから半年、
目指す世界までには、まだまだやることはたくさんあるぞ!という話でした。(次回は11月にnote更新します!)



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下記どこからでも構いませんので、お気軽にDM頂けたら嬉しいです。



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