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好きに食べさせて〜

「三角食べ」という食べ方が
あるのをご存知ですか?
主菜、副菜、主食などを交互に食べて、
バランスよく食べましょう、
みたいな趣旨の食べ方です。
お行儀のよい食べ方として、
昨今もてはやされているようです。

昔から、長兄は「ばっかり食べ」と言って、
おかず一品を食べ切らないと、
次のおかずに手を出さない、という
食べ方をしていました。

一品ずつ完食しないと落ち着かない、
若干完璧主義的な考えから、
そういう風に食べていたようです。

よく母に叱られていましたが、
かくいう私もばっかり食べをします。

なぜなら「味が混ざるから」。

美味しいものが好きで、
嫌いなものがちょっとでも
混ざっているのが分かる。

お出汁の量や、味噌の量、
出汁が変わったことにすぐ気づく。

そんな、特技なのか味覚過敏なのか
HSP体質なのかわからないけれど、
とにかく舌がTOKIOの松岡さんちっくに
発達してしまった私は、
おかずの味が混ざるのが
すごく苦手になっていました。

野菜は野菜として。
煮物は煮物として。
ご飯はご飯として。

それぞれの味を味わいたい。

三角食べをすると、
それぞれの味が主張しあって、
自分が何を食べているのか、
わからなくなることがあります。

例えばたっぷり野菜炒めの
味付けにベーコンを使うと、
もう野菜の主張とベーコンの主張が
ぶつかり合って口の中で
「何じゃこりゃ!?」状態になるのです。

せいぜい、野菜一品にベーコンとか。
それくらいなら混ざっても
大丈夫なんですが。

そして我が家の煮物は醤油ベースで、
醤油の味しかしないので
醤油を食べていると思って食べています。

きんぴらはギリセーフ。
なぜか豚汁は具沢山でも平気。
(多分味噌が中和してくれているからかな)
この辺のボーダーラインは、
自分でもわかりません。

美味しいものは美味しくいただきたい。
なので、今日も私はばっかり食べをしています。


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