地下鉄なのに地下じゃない!?銀座線渋谷駅から紐解く思考の楽しさ
昨日、銀座線の渋谷駅付近を通っていると、にぎやかなイベントが開催されているのが目に入りました。
それは美しく整備されたヒカリエデッキという、駅とヒカリエを結ぶ歩行者通路のオープンイベントでした。
そのイベントで思い出されたのが、新卒研修で取締役の方に伺った、思考の話です。
地上の地下鉄
さて、話を本題に戻しますと、銀座線とは東京メトロ銀座線、つまり東京地下鉄の一部なわけですが、渋谷駅のホームは地上に出ています。
私も渋谷に出勤している身ですので、銀座線を利用したこともありますが、地上にあることに関して、何の疑問も抱いたことがありませんでした。
しかし、研修を担当していた取締役の方に、「なんで地下鉄なのに地上にあると思う?」と聞かれて初めて、「なんでなんだろうなあ」と考え始めました。
「便利だから」「地下に鉄道がありすぎて作れなかったのか」などの意見が頭をめぐる中、教えていただいた答えとその先への発想に学びを感じました。
歴史と地形、状況を紐解く
答えは「谷だから」でした。
地形的にちょうど地上に出てしまう、そんなシンプルなことにも築かなかっただけではなく、渋『谷』であることも忘れてしまっていたことにも自分で驚きました。
東京都内では他にも、四ツ谷やその側の後楽園が該当する土地だそうです。
地上に出ていることで有名にもなっているので、是非見に行ってみてくださいね!
また、丸ノ内線や銀座線が地上に出やすい理由のもう一つとして古い路線で、地表から浅い地点を通っていることが挙げられます。
昨今作られている新しい地下鉄はかなり奥深くまで地面を掘られて作られているため、地上には出てこないことが多いです。
都営大江戸線や東京メトロ副都心線などはエスカレーターがとても長いですよね。
なぜ研修で地下鉄?
なぜ、こんな話を研修でしていただいたかというと、きっかけは筆者である新卒社員の動機づけがうまくできない、という話でした。
そんな私にくださった話が地下鉄の話でした。
今まで私は銀座線渋谷駅に何の疑問もなく、過ごしており、地下鉄が地上に出ても「明るいな」程度の感想しか持ち合わせていませんでした。
しかしその日、新たな発見から興味を持って調べてみると、ただ古いから地上に出るだけではなく、当時の新しい路線(東西線)の設計経路からより地上に出たところで作らざるを得なかったことを知ることができました。
自分が知らなかった知識、教養を得なければこんなことを調べることもありませんでした。それをなぜやるかは、まずはそれが楽しいことだと知らなければいけない、それが自分の課題だと知りました。
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