「オンライン研修サポート」はなぜ必要?
「今度、オンライン研修のサポートをお願いします」
こう言われたら、どんなタスクを想像しますか?
・ZoomやTeamsを設定してメンバーに共有する
・当日の入退出管理や出欠確認をする
まずはこのあたりでしょうか。
もちろん重要な仕事ですが、これはサポートの役割のごく一部分です。
今回は私が担っている「オンライン研修サポート」の役割についてお伝えします。
そもそも研修サポートとは?
会社に、社外講師を招いて開催する「社員研修」を例に説明します。
リアル研修(対面研修)の場合、サポートの主な役割は「環境整備」です。
会場準備、参加者の出欠確認、テキスト配布、アンケート回収……主催者側で受講環境を整えていれば、研修自体は基本的に講師1名で十分に運営できます。
では、オンライン研修のサポートとは。
まず「社員研修」をオンラインで開催する場合、サポートには2つの立ち位置があります。
「主催者側」のサポート担当がAです。
一般的には、名簿の作成、ミーティングルームへの入室管理、出欠確認など、スムーズな研修のための環境整理をすることが役割です。
研修がスタートした後は、接続トラブルに備えて待機することが一般的です。
「講師側」のサポート担当がB。これが私の役割です。
A担当と一緒に、入室・出欠管理をサポートすることも多いですが、本来の役割は研修スタート後の運営サポートです。
オンライン研修の開催が決まると、講師とサポート担当は「どのように組み立てれば研修効果が最大化するか」の検討を始めます。
リアル研修と同じテーマであっても、オンライン/リアルで受講者との関わり方、関係性の築き方には差があるため、色々な仕掛けや配慮が必要になります。
色々な試みには、それなりに手数がかかります。受講者の集中力を切らさないためには、運営のタイミングも重要。
だからこそ、講師と同じ視点を持ちつつ、一歩引いた場所から研修を俯瞰して、受講者を様々な角度からフォローしていくサポートの役割が重要なのです
せっかく開催するなら、リアル研修の代替手段ではなく、「オンラインだからこそできる、新たな学びの場」にしたい!
そう願うのは、研修を発注した側も、講師側も同じです。そして、そのための場作りを支えるのが私たちサポート担当の役割です。
では、実際にどんな準備と作業をしているのか。それは次回からお伝えします。