#03 子どもが動く「魔法の言葉」の選び方
子どもが自然に動いてくれる
「魔法の言葉」についてお話ししていきます。
それは行動心理学を応用することで
言葉の力をうまく使って
子どもが自発的に動いてくれるようにするんです。
この記事は「口癖を変えて、子どもの自己肯定感と自信を育もう」の続きです
まだ読んでない方は
#01#02を先に読んでもらった方が
話が分かりやすいと思います。
もちろんこの記事だけでも得られるものはありますので
安心してくださいね。
では本題へ。
子どもが動く言葉選びで知っておいて欲しいことが
2つあります。
まず1つ目が心理効果「カリギュラ効果」
「禁止されると、かえってその行動をしたくなる」という
心理現象のことです。
日頃の声掛けに置き換えると
「絶対に○○しちゃダメ!」と言われると
逆にやりたくなっちゃうというもの。
「○○しちゃダメ!」って毎日のように使っていませんか?
使ってますよね(笑)
これね、子どもには通じないんです。
私たち大人だって禁止されると
なんだか気になっちゃうことありますよね?
たとえばカフェでイケメンが近くにいて
「絶対にあのイケメンを見ちゃダメ!」と言われたら
いままで全然気にしてなかったのに
無性にイケメンを見たい衝動に駆られる(笑)
子どもも同じで
「登っちゃダメ!」と言われると
どうしても登りたくなっちゃう。
「このお菓子はだべちゃダメ!」と言われると
とても特別なものに感じて食べたくなる。
ダメと言われれば言われるほど
それをやりたくなる
気になるとなっちゃうんです。
なぜこうなるのか?
カリギュラ効果が起こる理由は
人間が「自分の行動を自分で選びたい」という
心理を持っているからです。
禁止されると自由を制限されたように感じ
その制限を乗り越えたくなってしまうんです。
そして2つ目が「一貫性の法則」
これ、私たちが一度言ったことや決めたことを守りたくなる心理です。
たとえば、子どもが「今日は自分でおもちゃを片付ける!」と言ったら、
その決意を受け入れ褒めることで一貫性を保とうとする力が働きます。
「片付けるって決めたんだね。かっこいいよ!」と声をかければ、
子どもは自分の言葉に責任を持ちたくなります。
例えば「早く靴を履いて!」と言う代わりに
「靴を履いてくれると、ママすごく助かるよ」とお願いするだけで
子どもは「ママを助けたい」という気持ちが湧くことがあります。
子どもは大人に認められたい役に立ちたいという思いを持っているので
それを引き出す言葉がけがポイントです。
ただ命令するより子どもが自分で考えて行動したくなるような言葉を選ぶことが大事なんです。
とは言っても
禁止や命令の言葉以外で
どう子どもに伝えるの?
言葉選びって難しいですよね。
私は何年もかけていろんな言葉を子どもにかけながら
工夫をして来ました。
そして言葉を変えると「ダメ!」と言わなくて済むことも
実証済みです!!!
ほら、保育士さんや幼稚園の先生を
思い出してみてください。
あんなにも大人数を
みんなバラバラにならずまとめあげていますよね?
あれは言葉選びが上手なんです☆
次回は
「口癖を言い換えてみよう!」ということで
実際にお母さんたちが日ごろ使っている言葉を
子どもにわかりやすい形で言い換えてみますね。
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