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【ライブレポ】孤高のボーカリスト 今市隆二〜RYUJI IMAICHI CONCEPT LIVE 2022 『RILY'S NIGHT』〜
こんなにも愛され、守り抜きたい、と思わせるアーティストがいるだろうか。
今市隆二。
三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)のボーカルとして、ご存知の方も多いかもしれない。
今回で3度目となる彼のソロライブ RYUJI IMAICHI CONCEPT LIVE 2022
『RILY'S NIGHT』。
ホールならではの距離感で、極上のサウンドとプレミアムライブならではの濃厚で特別な時間をファンと共有する夜となる。
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歌とダンスの二刀流
これまでも三代目JSBの楽曲やソロライブで、ボーカリストながら、踊ることはあった。
その頃から、ボーカルにしてはダンスうめぇな(これは相方の登坂広臣にも言えるが)、と思っていた。
思っていたけども、なんかダンスの腕、めちゃくちゃ上がってない?!?!
初心者が練習して完璧に踊るダンスとプロダンサーの違いって、メリハリというか、静と動に重きを置いていると個人的には思ってるんだけど、隆二の場合、それがちゃんとできてる。
(いや、誰目線)
全力でガチガチに踊るんじゃなくて、抜け感というか程良いこなれ感があって、もはやほんまのパフォーマー。
ちょっと踊ってるPV貼っておく(ライブではこんなもんじゃない、見たら飛ぶぞ?)▼
ライブ前、会場内でずっとマイケルジャクソンの音楽が流れていたし、ダンスの振りにもムーンウォークっぽい動きとか、股間を掴むあのしぐさがあった。
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そうか、あなたはマイコーのような、歌って踊れるアーティストを目指しているのだね。
元々ダンス経験がなかったことを考えると、努力と才能の塊ピラミッドがあったら、間違いなく頂点だろうよ。
何万人の中から選ばれる唯一無二の美声と歌唱力をお持ちなのに、ダンスもプロに負けず劣らずってもうすごすぎて、何の一流でもない自分がミジンコに思えてきちゃうよ..(まずお前と比べんな)
エンタメ界の大谷翔平賞をノミネートしたい。
何を着るかじゃなくて、誰が着るか
赤スーツも、白Tに膝小僧むき出しのダメージデニムも、ヴェルサーチみたいなテロテロの柄シャツも、ベースボールシャツも全部着こなしちゃう隆二。
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スタイル良し、顔良しのイケメンが着れば、無地の白Tだって立派な衣装になるし、映えることを体現していた。
極めつけはエルメスのシルバーアクセ。
ネックレスとブレスレットおそろいで、めっちゃ欲しくなった。
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人気すぎて、入手困難だそうな。
一緒にライブに行った弟から、
買えるだけのお金持ってるでしょ?と。
いや、買えるよ?
買えるけどさ、アクセサリーにそんな大金叩いたことないから、ソワソワしちゃうよね。
それに、錆びやすいシルバーをこまめに磨いてお手入れできるかなって考えると、ズボラ民には無理!(キッパリ)
数ヶ月前に買ったシルバー×ゴールドのピアスだって、わざわざ別売りのクロス買ったけど、まだ1度も磨いてない。
数年前に買ったティファニーのシルバーピアスも1度もクリーニングせず、かなり黒ずんでる。
ということで、このアクセサリーを我が物にしたとしても、嬉しい気持ちより、なくさないかな、傷つけないかな、汚さないかな、って不安な気持ちに襲われそう。
(思考が庶民)
でも、隆二がおしゃれに着けてるの見たら、欲しい熱高まっちゃうな...
(さっき、誰が着るかが大事みたいなこと力説したの、どこのどいつ?豚に真珠の予感しかしないけど大丈夫そ??)
ファンとの交流
ファンの皆様とより大切な時間を共有する特別な空間
と、ライブコンセプトに謳っているとおり、今回のライブでは、『RILY'S ROOM』と題し、ファンとコミュニケーションをとる時間を設けてくれている。
ちなみに、ツアータイトルにも入っている"RILY" という単語の由来はこちら▼
——————ご自身が手がけるアパレルブランド『RILY』をイメージして作られた曲とのことですが、ブランド自体はどんなコンセプトなんでしょうか?
今市:僕は百合の花が好きで。百合を英語にした“LILY”の頭文字であるLを隆二のRに変えて“RILY”にしたというのがブランド名の由来です。花言葉も「純潔」や「威厳」という意味でいいなと思って。しかも百合って白がポピュラーだけど、赤や黄色、ピンクもあるので、アパレルブランドの名前として幅も出ていいかなと。
——————ブランド名にはそんな意味が込められていたんですね。今作は艶のある刺激的な歌詞にも惹きつけられますが、ブランドイメージからインスパイアされた部分もありますか?
今市:『RILY』というブランドを立ち上げることになったときに、楽曲も作りたいし、MVも撮りたいと思ってたんですよね。海外では名前のミドルネームで「LILY」が使われることもあるので、LILYを女性に見立てて映像にしたら面白いかなって。“赤いリップでタバコにハイヒール”みたいなクールでかっこよくて強めな女性のイメージと、そんな女性に翻弄され男性の心情を描いたストーリーになってます。
上記の流れから、ファンの名称も"RILYS"になっている。
つまり、ツアータイトル『RILY'S NIGHT』は今市隆二とファンがともに過ごす夜ってわけ(最高かよ)。
噂の『RILY』。
めちゃくちゃかっこいいR&Bを聴いてくれ?▼
ファンクラブの中から抽選で当たった人がマイクを通して隆二に直接質問できたり、くじ引きで選ばれた人の名前を、その場でポスターに書き入れ、プレゼントするなど、ファン歓喜の企画をしたためてくれた。
当選した人達は、泣き出しそうになる人もいれば、パニクる人もいるし、案外冷静で本人から怒ってます?なんてツッコミを入れられる人もいて、憧れの人と会話するときのファンのリアルを会場で味わえて面白かった。
何より隆二がファンとやりとりするときの声色が優しいんよ。会話はいい加減だけど。笑
そういうしぐさや反応全てに彼らしさが濃縮されていて、飾らない素の今市隆二を感じられる、ファンにはたまらんタイムでした。
苦しいことや辛いことの方が多かった
これはMCで、彼がデビューから今を振り返る際に、出てきた言葉。
正直、今日ステージきついな..ってときもあった。それでも歌うことをやめずに、歌い続けてきて良かった。
と、本音を語ってくれた。
直接的な表現ではなかったけど、彼の口から声が出づらくなったことについて、初めて触れられたような気がして、心がギュッとなった。
私の記憶では、R.Y.U.S.E.I.が大ヒットした年の暮れあたりから、声の調子が悪くなっていたような気がする。
グループから待望のヒット曲が出て、アクセル全開のタイミングだったから休むに休めないんだろうな、と思いつつ、声が命のボーカルに無理させるなんて!事務所はちゃんと守ってよ!!と心穏やかではなかった。
でも、もしかすると、たとえボロボロになっても、立ち止まらずに走り続けたい、という隆二本人の意志が、そこにあったのかもしれない。
難聴とかポリープとか何か具体的な病名が公表されているわけじゃないし、もしかしたらメンタル的な部分での要因もあるのかもしれないけど、そういうことは一切公にされていないから、あくまでいちファンの憶測にしかならない。
不調の原因を公表した方が気が楽になるのでは?と凡人は考えてしまうけど、彼はストイックだからそういうことを言い訳にしたくないのだろう。
だから、そのことには一切触れず、ただずっと一生懸命に歌い続けてきた。
ボーカルにとって、思い通りに声が出ないこと、音がとれないこと、理想の形で歌えないことが、どんなに辛いことか。
彼の苦悩や葛藤を想像すると、本当に大変だったと思うし、これ以上頑張らないで、と抱きしめたくなる。
それでも腐らず、必死にもがき、そんな状況から這い上がり、彼は今このステージに立っている。
歌える限りは、歌い続けたい。
みんなに愛を届けることが自分の使命だと語るその姿は、尊く、美しく、なんだか神様みたいだった。いや、Angelかな。
アーティストとしては、もう十分すぎるほど成功しているし、この12年間、ファンの私達にたくさんの愛と夢と幸せを与えてくれたから、これからはどうか、自分の幸せを優先してほしい。
自分の好きな歌とパフォーマンスを好きな形で届けてくれたらRILYSは幸せよ。
マジで絶対幸せになってほしい。
いや、オレが隆二を幸せにする!!
隆二を守り抜く!!!
と決意させるライブだった。
(ちょっと何言ってるか分からないね)
私がそうだったように、彼の歌声やワイルドな顔立ちなのに、時折見せるクシャッとした笑顔でファンになった方は多いはず。
でも、今は彼自身の人柄、今市隆二という人間に心底惚れているんじゃないだろうか。
少なくとも私はその1人だと今回のライブで確信した。
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彼がステージに立ち続ける限り、
不器用なりに私達に愛を注いでくれる限り、
応援し続けようと胸に誓った。
来年は、グループでの活動を再開する。
次は三代目JSBのボーカル 今市隆二として、脚光を浴びる姿を、心待ちにしている。
セットリスト
1.華金
2.TUXEDO
3. LOVE THIEF
4.Angel
5.Highway to the moon
6.辛
7.ONE DAY
<MC>
8.RILY
9.I’m just a man
10.オヤスミのくちづけ
11.ALL LOVE
12.Over & Over
13.Over The Night
<アンコール>
14.Out of the Darkness〜Catch my Light
15.FUTURE LOVERS
16.Thank you
17.星屑のメモリーズ