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花とロンドン

夜の9時でもまだ明るい空が広がるようになり、夏の雰囲気に満ち溢れているロンドン。お天気の良い日も続いていて、道ゆく人の表情も明るく、町中の空気が軽やかになってきています。

だからお天気の良い日は家でじっとしているのがもどかしくなり、わたしもどこかへ出かけたくなります。そういえばSlip-on Styleの靴が欲しいなーと思い、ロンドンの中心街へ先日出かけました。

セントラルロンドンは以前の賑わいを戻しつつあるようで、ガイドブック片手にキョロキョロしている人や、ロンドンに住み始めた雰囲気をまっとった人があちらこちらに。そして街の至る所には花が。2年ぶりにみる、ロンドンにVisitorが増える春から夏へと季節が移ろう、この時期のこんな風景を懐かしく感じました。

そういえば、わたしが7年前にロンドンへ引っ越してきた時は6月。当時、初めてみる街のあちらこちらにさりげなく飾ってある花に、ロンドンの粋というかセンスを垣間見た気がして感心したものでした。

この日もあちらこちらに飾られている花を見ながら、賑やかな街の雰囲気を楽しんでいると、古い椅子を改装したPlanterに花が溢れているのを目にしました。

後ろに並んでいるのは確かパブのテーブルだったと思う
だから午前中はまだ静か
著者撮影

規制中はOutdoorでの飲食は早くから許可されていたので、そのおかげで道路にテーブルを並べているお店が以前より増えました。外で飲食ができるようになったのは嬉しいところ(お天気がいい時は)。

シアターのシートもPlanterに再利用
著者撮影

こういったRecycleはロンドンを歩いているとよく目にし、うまく再利用しているなーといつも感心させられます。そして、花や植物を生活の中に、さりげなく、肩肘張らず取り入れるセンス。ともすると無味乾燥になりがちな人工の建物や道路の中に植物や花を取り入れて、私たちの気持ちを柔らかなものにしてくれます。

そんなことを考えながらふと空を見上げると、建物に切り取られた青い空に咲く大輪の花が。

気持ちの良い青と赤のコントラスト
思わず写真を撮ってしまいました
著者撮影

そして今年はThe Queen's Platinum Jubileeも控えて、より一層お祭り感が増している今年の夏のロンドン。

The QueenのPhotoと国旗で飾られた家
著者撮影
国旗とThe Queenの形をしたLight(見えづらいですが)で飾られた家
著者撮影
Borough Marketも食べ物を通じてお祝い
著者撮影

長く待ち望んだ、規制のない、開放的な夏を、今年こそは思いっきり楽しむぞという、ロンドンの意気込みが伝わってきます。そして、そんな気持ちをより一層盛り上げてくれる街にあふれる花たち。

そんなロンドンの空気に包まれて、なんだか晴れ晴れとした、ようやく前進できる、という高揚感が、わたしの中にも沸々と湧いてくる今日この頃です。

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