それぞれの課題が自分を引き上げる_トランスフォーメーションゲーム
先日、トランスフォーメーションゲームというものに参加してきました。
ボードゲームを通じた『体験』を提供している、チョモランマ山下さんのnoteはこちら。三月は各地を回られるそうです。
このゲームのことは、名前を聞いたことがある程度で、、なんなら「人生ゲームのちょっと深い版でしょう」くらいに思っていました。
それが、せいかつ編集室の大木春菜さんから、チョモさんがこのボードゲームをひっさげ、四国ツアーで愛媛にやってくると聞いた時、みょうに気になったんですよね。
↑春菜さん主催のこのサロン内で、そんなレア情報を活発に共有しあっています。
まあ、冒頭の認識は、とんでもなく甘かった。。
参加にあたって、まず自分の目的を設定するのですが、その時点でこのゲームは始まっています。
自分がゲームを通してどんな目的を達成したいのか、それをはっきりさせ、それを
「〜を意図します」
という形で宣言した上で、ゲームをスタートする。これが条件です。
進行役は、このゲームのファシリテーターとして100時間以上ものトレーニングを受けてきたという、チョモランマ山下さん。
ルールはそれなりに複雑でしたが、サイコロをふり、コマがマス目に止まるたびに、チョモさんが丁寧に説明してくださるので、ゲームそのものに混乱はありません。混乱するのは、まあなんせ、自分の内面です。
サイコロを降って、止まったマス目に応じて必要なカードを引き当てていき・・・
これがもう、、衝撃的でした。
自分に対する問いかけだったり、他者に対する働きかけだったり。それが、ちゃんと必要な時、必要なタイミングで現れるので、ゲームなのに!と突っ込まざるをえません。
一番謎だったのは、まさにそこ。
サイコロをふって、コマがそこに止まるのは偶然のはずなのに、まるで狙っていたかのように、自分に必要なカードばかり引き当てていくのです。
ボードの上で!自分の分身であるコマが!コマが動いているだけなのに!
こちら側の生身の人間の感情がジェットコースターのように激しく揺さぶられる。
そして、自分の中に感情の停滞が起こると、見事にボード上のコマも停滞するように、ちゃんとなっていきました(笑)。
本当に、不思議!
それはまるで、ゲームを通じてもう一人の自分自身をみているようだったし、自分の人生そのものを、どこかの上空からみているみたいだった。
ゲームについての詳細はこちら↓
その名の通り、変容が起こりました
で、ゲームの結果からいうと、
深い気づきを得るためには一日5〜6時間、それを二日間通して向き合うのが通常コースであるこのゲームにおいて、
私は、一日の1Dayコースで、ゴールしてしまいました。
それは、本当に驚くような、奇跡のような出来事でした。
チョモさんも初めての展開だとおっしゃっていたけれど、このようなことは、ゴールした私ですら、「なかなか起こることじゃない」、と全身でわかりました。
そもそも、このゲームはゴールすることが目的ではありません。
道中で容赦なく気づきが起こるので、それだけでもものすごく意味があるし、貴重なんです。
だから、私が実際にゴールしてみて思うことは、
自分自身の深いところで、気づきを得たり、決断をしていくためには、圧倒的に他者が必要で、
そして、私がこの日ゴールできたのは、紛れもなく、あの日のあのメンバーだったから起こったのだということです。
↑私の人生を伴走してくれたはにわちゃん。ありがとう。
課題に向き合う姿に勇気をもらう
ゴールがいきなり訪れて、自分でも放心状態だったのですが、やっと落ち着いてきました。ゲームの翌日、オールナイトの頭痛がやってきましたし(笑)。
復活したら、やっと書こうと思えて、そして明らかに何かが変容していました。
自問自答ならいつも一人でやっているし、自己啓発本も、それらしきセミナーも参加したことあるけれど、このゲームがそれらのどれとも違っていて、
私にとって重要だと感じたのは、
4人のメンバー(定員)が、それぞれのペースで自分にとっての目的や課題に向き合っている、ということだったと思います。
誰かにとっての課題は、自分には最重要課題には思えなかったり、あるいは軽く受け流せることだったりもします。
でも、そうすると、行き詰まっている誰かに対して、「こんな考え方もあるよ!」とか「次回ってきたらこの人にこのカードを渡してみたい」とか、自分がみんなのためにできることを、考えようとする。
ルール上、誰かのターンで、他の参加者がその時何も干渉することはできない、ということも大きかった。
自分の順番が巡ってきたら、それはひたすら、自分との対話の時間です。他社は一切介入できない。
結局、ずっとずっと、ずーーっと、一人一人が自分にとって一番重要な問題に向き合っていて、
それを乗り越えようとしていく姿を、誰もがじっと心の中で声援を送りながら、6時間、ただ見守り続けたのです。
そして、それがどれほど、自分にとっての励みになるか。
それがどれほど幸せを循環させるか。
これは、本当に、発見でした。
トランスフォーメーションゲームとは、私にとっては、その循環を凝縮したような時間でした。
そして、スクリューのようになったこの循環を体験した結果、私はこの日はっきりと、自分の使命が何か、わかった気がしました。
使命というより、あれです、私がこの人生をなぜ選び、何をしたくてここに生まれているのか、ということが、です。
私のなかで、起こった大きな変容。
それはやっぱり、自分が本当に、心から成し遂げたいと思うことを願い、それを行動に移すことへの自分への許しであったし、
その分厚い蓋をあけるための鍵は、
自分が無視し続けてきた自分の中の経験にこそあり、自分だけでは到底、見つけられなかった!
サイコロによって、マス目によって、メンバーの存在によって、全てが導かれて行ったのです。
あの日から、少しずつ考えています。
自分にこれまでに起こった出来事が、どういう意味を持つのか。
意味を持たせられるのは自分だけですしね。
一つ一つ紐解いて、今いる自分の場所をここでもう一回確認していこうと思います。あの場でシェアできたことを、もう少し違う視点から見て、全体のためになるような言葉に、編み直したい。
ちょっと引く内容もあると思うけれど、もがいて、苦しんだと思っていたことも、いつか誰かの背中をおすきっかけになると思うので!
改めまして、このような機会を作ってくれた「せいかつ編集室」の大木春菜さん、ツアーで愛媛にもやってきてくれたチョモランマ山下さん、そしてあの日のメンバーさんに、心から感謝します。ありがとうございました!!!