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【シルバークラス対策】イタリア🇮🇹

古代からワイン造りが盛んで、古代ギリシャ人が「エノトリア・テルス」(ワインの大地)と讃えた地。本格的なブドウ栽培はギリシャ人とエトルリア人から伝えられました。

いくつもの国家に分かれていたイタリアはサヴォイア王家のもと1861年にイタリアに統一され、近代国家イタリア王国になりました👑

長靴型のイタリア半島の州は、主要なところは位置も含めて覚えてくださいね!まずはピエモンテ州、ヴェネト州、次いでトスカーナ州、カンパーニア州を覚えましょう。

◼︎ピエモンテ州

アルプス山脈のふもとに広がる北イタリアの産地。フランスと国境を接しているためフランス文化の影響が色濃く残ります。ネッビオーロ(「霧」という意味の晩熟品種)から造られる、長期熟成能力の高い赤ワイン「バローロ」「バルバレスコ」、モスカート・ビアンコから造られるスパークリング・ワイン「アスティ」が有名です。

「王のワイン」バローロ。イタリアで最も高貴な黒ぶどうと言われるネッビオーロはピエモンテの代表品種であり、色が淡くタンニンが豊かでエレガント。
ピエモンテは白トリュフの産地としても有名。郷土料理はタヤリン(たまご入り手打ち細麺)。


◼︎ロンバルディア州

工業・金融・商業の中心地ミラノのあるロンバルディア州はイタリアで最も豊かな州。シャンパーニュと同じ製法・瓶内二次発酵で造られる辛口スパークリング・ワイン「フランチャコルタ」はこの州から生まれています。

◼︎ヴェネト州

映画でもよく出てくるヴェネツィアが州都。美しい自然に恵まれ、訪れる観光客の数はイタリアでもトップクラス。ヴェネツィアの他にもヴェローナなど、由緒ある美しい街が多い。ヴェネト州を代表する品種は白ブドウ品種・ガルガネガ

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ガルガネガはソアーヴェの品種です。イタリア料理店でよく見かけるワインでは??

ヴェネトといえばブドウの搾りかすから造る蒸留酒「グラッパ」、フレッシュなスパークリングワイン「プロセッコ」も国際的に人気が高く有名です。

◼︎トスカーナ州

州都フィレンツェが文化的に繁栄し、ルネッサンスの中心地となった州。キャンティ・クラッシコブルネロ・ディ・モンタルチーノは大変有名で、品種は中部イタリアを代表する品種・サンジョベーゼです。

ルネッサンスの中心地らしく、ワインも自由な発想から生まれた近代的スタイル「スーパータスカン」が国際的な知名度を獲得しました。なおスーパータスカンの産地として一気に名声を高めた産地がボルゲリです。ティレニア海岸沿いにあります。

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一番右がブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。サンジョベーゼの中では濃厚なタイプです(黒みがかった濃い赤色で、プラムのような香り。重厚でタンニンが豊富と言われています)

◼︎カンパーニア州

「ナポリを見てから死ね」という言葉があるくらい、美しい景観と文化遺産が集積している州。アマルフィ海岸などは日本でも有名ですね。

DOPタウラージでは古代ローマ時代からのワインが土着品種・アリアニコから造られています。(黒ぶどう品種、色濃くタンニンが濃い雄大なワインとなります)
ちなみにエキスパート試験ではイタリアのDOPも頻出で、語呂合わせで必死に暗記しました。カンパーニア州のタウラージは「カンパン食べて倒れ死に」なんて覚えましたよ!笑

ナポリといえばピッツァ。東京イチのピザと言う方もいる神谷町の名店ナポリスタカにて。

◼︎プーリア州

イタリアの地形を長靴に例えると、かかと部分にあたるプーリア州。カルフォルニアで有名な「ジンファンデル」と同品種とされている「プリミティーボ」が代表的な品種です。

果実実の強いプリミティーボ。レストランでもよく見かけるのではないでしょうか。

◼︎シチリア州

イタリア最南端・地中海最大の島。島のシンボルは今も活発に活動するエトナ火山🌋。酒精強化ワインのマルサラが有名(マルサラはティラミスの風味づけにも使われます)。郷土料理はカポナータ(トマト・ナスなどの野菜の煮込み)です。

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シチリア料理、美味しいですよね。白金高輪の大好きなお店「ロッツォ・シチリア」さんにて。




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