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憧れのラジオは儚かった

80年代、私は中学生でした。
中学一年生になりたての頃、買ってもらったラジカセでラジオを聞くということに、またひとつ大人になったようなくすぐったい感覚がありました。

初めにお世話になったのは、NHKラジオの基礎英語。テキストも購入し、毎朝同じ時間に聞がなければなりません。
初めて習う英語はしっかりついていきたい!意欲満々でした。

しかしなかなかラジオのチューニングが合わない。ピタッと合う日と合わない日がありました。合わない日は、焦ってダイヤルを回しても回しても合わせられず、結局講座の間じゅう回し続けるということもありました。ザーっという音が入ったまま聞いたりもありました。すぐについていけなくなりました。magazine(マガジン)という単語が聞き取れずめちゃめちゃ焦ったのを覚えています笑。

3週間ほどたった頃、ついていけなくなって、やめてしまいました。学校ではまだ「Hello Ellen」「Hello Roy」(教科書New prince)だったのですが、ラジオの進みはずいぶん早いものでした。ちゃんと聞いてれば英語で苦労しなかったのかな…?

クラスの皆んなが、深夜のラジオが面白くて聴いてるというので、聞こうとしました。でもなんだかラジオには集中できず、切って寝てしまう感じでした。深夜のラジオは何度もこそこそ(親に気付かれないように笑)とトライしましたがダメでした。

そういうわけで、ラジオへの憧れもあっけなく儚く終わりました。


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