とむこむ

福岡市在住。お仕事の都合あって、関東に住む夫と別居生活中♨️中国系の小さな商社でプロモーションや広報などを担当してます。日々のあれこれを、格好つけずに自然体で。遠回りの人生だって悪くない...はずw

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最近の記事

エブリシングの真価

お手軽に本を購入したく、ブックオフへふらり。今の自分の心情に響いて、リンクする本を探しに2階に上がる。そして迷わず100円コーナーへ。 いつものように、林真理子、姫野カオルコ、桐野夏生、柳美里あたりを見ながら、最近ゴッホ展に行った名残があったのか、原田マハも覗きに。 そして店内に流れる音楽が平成の大ヒットメドレーであることに気づく。本を吟味しながらそのメロディーに耳を傾けていると、MISIAの「エブリシング」が流れ出す。 わたしはその曲をうっとりと最後まで、聴いてしまっ

    • 興奮の冷めぬ夜

      柳美里の自伝作。 幼少の頃から、どこにいても苛められ続けた思春期。 そして東京キッドブラザーズ、東由多加氏との出会い。 (劇団の主宰者、柳美里と異性関係にもあった 読んで感じたのは 誰もが周知の事実なんだろうが、 柳美里は才能の塊なのだということ。 東氏とのことばの掛け合い、 演劇に没頭した2年間の記録などは ひどく興奮をして、 わたしは一気に文を読み進めた。 在日韓国人だからといって、 コンプレックスなどは 微塵もない。 あるのは止めどなく湧き上がるどうしようもな

      • だれかのあの日〜人を傷つけない必殺法〜

        一言多いんだよね、そういつも言われる。自分でも自覚している。わたしは、ひとこと、多い。一言うと十返ってくる、とも。それも十分理解している。 ここ5〜6年の間は、転職があったり、結婚を経験したりで滅多に癇癪を起こすこともなくなっていった。それでもだ。未だにカチンとくるとどうにも抑えられないことがあって。そんな時は、リアルタイムにめちゃくちゃ後悔しながら、嫌な言葉を発している、なんて訳の分からない事態に陥っている。 本を読んだり、ラジオを聴いたり、こんな風に物事を伝えることが

        • JR上野駅公園口

          12年の年月をかけて作られたそうだ。柳美里さんの話題の作品。何度と取材を重ねて来たのだろう、多大な資料を読み込み裏付けもきちんと取られた、ある種記録のような作品にも思えた。 運に恵まれない たった一人の男の人生を描いている。 だけど、すごく壮大な大作を読んだ気がした。わたしはそれほどのエネルギーを消耗したのだ。 運がない。 そう嘆く知人が私にもいた。 考えるだけで胸が詰まる言葉だが、しばらく側にいると、そういう種の人が確かにいることを理解した。またそんな状況を引き寄せ

          わたしのかて。

          あなたの人生の糧は何ですか? もしそう聞かれたらわたしは迷わず答える。あの出版社で過ごした10年かな...  と。 28のとき父を亡くした。胆管がんだった。必ず治ると信じ込んでいた病魔は辟易するほどしつこく、無情で、憎むべき存在だった。闘病の末、父は56の若さでこの世を去った。 それまでの私といったら、ちゃらんぽらん。気が向けば留学、若いくせに転職を何度も繰り返した。考えるのは目先の楽しいことばかりで、本当の意味で自分を大切にできていなかったように思う。 これを人生の

          わたしのかて。

          どうして今年は

          1月5日。わたしの誕生日。コロナ渦中ということもあって決して派手なものではなかったが、例年に増して最高の誕生日となった。 朝目覚めて携帯を手に取ると、離れた場所で暮らす主人からのライン。昨年は、前日に里帰り中の大喧嘩で、結局彼からの「おめでとう」は聞けなかった。女の子がロウソクの火を消す可愛いLINEスタンプに思わずにんまりする。めっちゃ嬉しい、最高! そう伝えたい気持ちをいつもの癖で、1/10の表現で返す。 午前仕事に没頭していると、最近鬼滅の刃ごっこで一気に心の距離を

          どうして今年は

          過去のわたしは、わたしのスター

          全く人物違うんじゃないの? そう思うくらい20代の自分と今のわたしは違う。多少なりとも紆余曲折はあったにせよ、こんなに変わるものかと我ながら驚く。 高校時代はヤンチャ娘の代名詞のようなもので、進学校に進んでも、勉強には身が入らず、部活も途中でやめ、高校3年の時は夜な夜なクラブに出入りし、とにかく遊んだ。 大学に入ってからも、入る端からお金を使い、古着からハイブランドまでお洒落に明け暮れた。 とにかく後先考えず、パッパラ、パッパラと金遣いの荒い人間だったのだ。また思いつけ

          過去のわたしは、わたしのスター