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人間関係の出発点は親子関係

キャリア共育デザイナーの赤井友美です。

私は、OECDが作ったeducation2030の「well-beingを見据えつつ、1人1人がコンパスをみながらも、社会やさまざまな人と協力しながら進んでいく」というこのイメージ像がとっても好きなのですが、このコンパスにcore  foundationというのが定義されてます。

core foundationに含まれるのは

- cognitive foundations, which include literacy and numeracy, upon which digital literacy and data literacy can be built(デジタルリテラシーとデータリテラシーの基盤となる識字能力と計算能力などの認知的基盤)
- health foundations, including physical and mental health, and well-being(身体的、精神的な健康と幸福を含む、健康の基盤)
- social and emotional foundations, including moral and ethics.(道徳や倫理を含む、社会的・感情的な基盤)

今の社会では、まだまだ一つ目の「識字能力と計算能力といった認知スキル」がフォーカスされていることが多いけれど、2つ目・3つ目に入っている「精神的な幸せ」や「社会的に」「感情的に」関われることがどんどんフォーカスされていくし、これを実現していくためには、他者(人間だけでなく社会や環境なども含む)と関係性を育める人間性が大事になってくるだろうなぁと思うのです

そこで思い出したのが「子どもを伸ばす魔法の11ヶ条」なのですが、

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この本には、ネイティブインディアンの子育てに関わる素敵な11ヶ条が紹介されています。

◆批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします
◆敵意に満ちたなかで育った子は誰とでも戦います
◆ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります
◆ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります
◆心が寛大な人のなかで育った子はがまん強くなります
◆励ましを受けて育った子は自信を持ちます
◆ほめられるなかで育った子はいつも感謝することを知ります
◆公明正大ななかで育った子は正義心を持ちます
◆思いやりのあるなかで育った子は信仰心を持ちます
◆人に認めてもらえるなかで育った子は自分を大事にします
◆仲間の愛のなかで育った子は世界に愛をみつけます

非難したり、戦うのではなく、自分ができることを考える。
罪悪感を感じたり、恥ずかしがることなく、自信をもってやり切る。
自分を大事にしながらも、他人に感謝でき、正義感や信仰感をもって世界に愛を振りまける。

生まれた時、どんな子どもも、まっさらで生まれてきます。
どんな赤ちゃんも、他人を非難しようとか、戦おうなんて思って生まれてこないけれど、生きて学ぶ中で非難や戦うスキルを学んでいくのです。

人並み以上にならなきゃ!とか誰かより優秀じゃなきゃ褒められない愛されない!と思う子どもを育てたいのでしょうか。

私たち大人はいつも誰かを気にして生きてきちゃったなぁと思うからこそ、11ヶ条完璧にすることはできなくても、勉強よりも、習い事よりも、まずこんな環境で子どもが育ったらきっと素敵だなぁと思うのです。

人生100年時代だからこそ、子ども時代の土台は羽ばたくための財産にも、負債にもなりえるのではないでしょうか。

我が子に接するとき、上司として人に接するときなど自分以外に接するとき、あなたはこの11ヶ条をどれだけ意識できていますか?

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