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予定外の実家の庭仕事・・用もないけど、何となく。そしたら、駅の改札口で、姉貴とすれ違う。口角バクあがりの笑顔。(市田柿 干し柿)

たまに、意味のない実家の庭仕事をしに行くことがある。偶然の重なり。
たまたま、起きれた。
始発電車に乗れた。

そういう時は、イノキ姉に負担をかけないように、いちいちメールなんてしない。
彼女も自分の時間、自分の世界があるから。

実家の最寄りの駅で、下車、改札口を出ようとしたら、なんかどっかで見たことある人が・・。イノキ姉だ。

「どこ行くの?」
「椿大社」
「どこにあんの?」
「三重県の鈴鹿山系・・」
「今日は天気もつと思うから・・」
「気をつけてね・・」


口角バク上がりのイノキは、魅力的だった。
私って、あんな笑顔で過ごした時期ってあったっけ?
ない、ない、絶対ない。

いつも、下向いて、せめて、薄ら笑い。それが、私の生き様。いつもむっつりしているか、表情がない。

だからか、・・。

実家で、何をしたかといえば、イノキとほとんど母の介助を共有しているんで、まずついたら、やるべきこと、チェックすべきこと。
屋根の下に干してあった洗濯物は、日がさしたら、外の物干しに移動させて、日に当てること。
仏様のお供え。(ご飯を炊いている最中だったから、ご飯が炊けてから仏壇にお供え)

母がヘルプを求めたことを助けてやる。
母、雲古が出ない、出ない、出そうで出ない雲古をお尻に挟んでいて、カチカチで座ることも出ないと、大騒ぎ。それもいつのこと。「浣腸すべきかね?あまり浣腸はしない方がいいって」「そんなもん、紙おむつ当ててるんでしょ!子供産む時でも、自然分娩と、帝王切開どっちがいい?自然分娩のほうがいいに決まっている!」


肝心の竹藪、庭仕事の話をしよう。

竹藪道の掃き掃除。けど、しばらく、自分ちの領域から、その奥は今は一体どうなっているのか、歩いてみた。放置竹林が続いて。倒竹で、道を塞いでいる。だから、最近、人が通らないのか。
 武器(竹ノコ)を持たず、手でどかせるものは、放置竹林にぶち込んでおいた。
朽ちた、倒木は、自分の力でボキッと折れたので、山側に投げ込んでおいた。
 まだ道を塞ぐ倒竹が一本あったがびくともしない。それは、そのままにしておいた。なんせ他所ものだから、目立つことはやめたほうがいい。でもでも、一番近くのコンビニには、この道を使わざるを得ない。宅配便を頼む時があったら、その時は、武器を出す権利がある。

 これでは、高松の観音様も悲しまれるであろう。

竹藪掃除、竹藪道の見回りを一通り終えて、家に戻ると、母、「出た!」(雲古)

次、庭仕事。
剪定ゴミの袋詰めをやっていた。

それから、表庭の落ち葉が風が吹けば、家屋の方へ吹き込んでくるので、落ち葉の片付け。今回は、庭の片隅の一角が空いていて、椿の落葉だけがたまっているところ。目印に、篠竹、植物の支えに使っていた枯れた竹を四角に枠のようおいて、スコップ、鍬、移植コテ、竹箒、竹みのを用意して、スコップで穴を掘りはじめた。全然慣れてないから、次、鍬を使い穴を掘っていった。木の根が出てきたので、場所を変えて、蛇の穴なのか、ブスブス沈むところを狙い穴掘り。

次は、竹箒で、落ち葉の掃き掃除、ミノで落ち葉をすくっては、穴に放り込む。
じょうろには水を。水をかけて、足でふみふみ。
また、落ち葉をかき集めて、穴。足でふみふみ、水をかける。

それの繰り返し。

すると、姪っ子が、母(おばあちゃん)にお昼をと、ピザハットのピザを届けにくる。チャリの輪っかの小さいもの、楽天で買ったとか。

 母が喜びそうなおやつは事前に準備、甘いお菓子より、2022年の冷凍にしてあった、市田柿の干し柿を持参して、「ばあさんに2個、皿に入れておくからね。」冷凍が解凍した市田柿は、不気味。不気味に白い粉を噴いて、少し湿っている。ばあさん、恐る恐る手を出す。「干し柿ね・・」

2個目は、差し入れのピザの食後のデザートに「柿だ、こいつでも食べるか」

午後も、その落ち葉の片付けの続きをふみふみすることが面白くて、やっていた。

洗濯物もそろそろ乾いているから、入れなくちゃ。

落ち葉には、最後は、掘った土を適当にコテでかぶせて、おいた。

地面が沈む箇所に、桜の木のポキポキ折れる枝を差し込んだり、小石をつめて、コテでパンパンと叩いたり、足で地ならししたり。それで、おしまい。

最後に、湯たんぽの湯を入れ替えてほしいと。本当は、孫(姪っ子)に頼んだようだが、私がいるから、断ったらしい。「孫をつかえ!孫を教育しないといかんよ、いい年だから・・」だが、彼女も海外生活経験者だから、多少なりとも応用がきくだろう。生活力があるってこと。

で、私が、どうやったら、あの巨大な湯たんぼ(普通の大人用)に、短時間でお湯をわかし、満タンにできるか?


(ガスやさんがくるから、この辺で)

(つづく)





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