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Joba(オバ)の来訪で、調子狂う(ブルボン エリーゼ コーヒークリーム)

Jobaと名付けることにした、母の実の妹。

Jobaが、「姉ちゃんが転んだそうや・・と聞いて、心配で心配で・・」

「口を切ったと?」
「二針縫った」

Joba「もしも、ストーブがあったら、火事かもっと大変なことになっとったかもしれん、そんで心配で・・」

「お見舞いに来てやった・・」



ちょうど、Jobaが来た時、私が、裏の竹藪の隣家の境界線に枯れ竹が朽ちて、倒れそうなのを発見して、竹引き、つた切り、例のジャングルに入り込んでいた。そろそろ上がろうとして、家のトイレへ。
 トイレに入っていたら、トイレの外から、姉イノキのような声がしたけど、イノキではない。誰だ!!「こら!突っ込んでくるな・・」と、言った。
 ズボンをあげている真っ最中だったから。

「Jobaや、Joba!」

それから、私の昼過ぎ昼食タイム、冷えるのでカップ麺。お湯を沸かしつつ、やるべき母のお世話仕事をチェックしながら。すべて、ながら食い。

 優しそうでも、何を言われるか、あとが恐ろしいので、「お茶、コーヒーだけど、いい?」と。「なんでもいいよ」の返事。UCCのコーヒーカップセットの封を開けて、ホルダーに装着、コーヒーを入れて、マドラー、クリーム、砂糖と、お盆なしで、手で出した。

半分、カップ麺をすすりながら、様子を見ては、「あっ、これどうぞ!」と、姉イノキの手作りパウンドケーキがあったので、タッパーごと。(一切れしか入ってなかったから)

それから、母と実の妹(Joba)の何やら会話が始まる。

その後、私は、母の椅子に腰掛ける後ろ姿しか見てない。

「ねえちゃん、雲古カチカチらしいね・・私は、こういうの飲んどる。」(一服がゼリー状の健康食品)新品の箱も取り出し、「美容院で買うと1万×××円するけど、これ飲むと具合がいいわ」「それで、娘にネットで取り寄せてもらった、ネットの方が安いわ」「ねえちゃんも、どうや、飲んでみんか!」

母、「私は、他にも健康食品使っとるでいらん」

Joba、さらに熱心に勧める。これは、まさにテレフォンショッキングの売り込みのようだ。合間に、「ねえちゃん、これ(イノキのおやつ)食べん、美味しいよ」「いらん、食べたくない」

様子を見て、私が、秘策の、ブルボン、エリーゼ(スギ薬局限定)コーヒークリームを二つ差し出す。

「あんた、変わったもん、持ってくるね・・」
「ばあさん、ウェファースやで・・」

母、「ちぎれん、・・」(Jobaが開けてやると、モサモサと食べ出す)

「お茶が欲しい・・」

お茶を並々入れた湯飲みを渡す。

ここで、私は、小姑とは?

もしかして、Jobaそのもののあり様がそうでないのかなあと。
内容は割愛する。母の弟の家の嫁のことを話し出していたから。

外に出て、乾いた洗濯物の回収をしたり、湯たんぽのお湯沸し。ゴミ箱のゴミの片付けなど、細々動いていた。

あまりにもくどくど、と聞きたくもない話をするので、
「おばさん、袋!」
「里芋あるで、見にいこ!」

私も袋を持って、小粒な里芋を少し持ち帰る。
Jobaも、「私は奥様やで・・茹でてな味噌つけて食べるの好きや」
「私もや、『きぬかつぎ』っていうやろ!」

「そやそや」

すると、母の声が、・・「むしむし!」
「あかん、あの人は、そういうわけにはいかん」Joba。

母、「まだ、種芋もとっていない。今年は、里芋は干上がってしまって、不作や・・」

「こつぶいの少しもらっただけやけど・・」


また、所定の位置に座って、また、エリーゼを母に渡すと、ちぎれん、切ってやると、もそもそ。

「こういうもんは、ゴミになるだけやわ・・」

「いつから、こうなったの?」
「あの側溝に落ちた時から、だんだん悪くなっていった」

姉と妹の会話・・
「プライドも捨てた・・・」

その間、帰り支度、湯たんぽもセット完了。廊下のカーテンも閉めて。

「ほんじゃあ、帰るわ。ありがとうございます。また覗いてやってくださいませ」

と、家を出る。


いつもの、空気が乱れている。いつもは、凛として静かで温かいが・・。
なんだ、これは?

(おわり)

今日は、3回目のリハビリです。

Joba「あんた、スマホ持っておらん?」「ないよ」
「ほな、どうやって連絡とってるんや?」(知るか)

Jobaとつながると、上のようになるから、いやだ。絶対嫌。個人情報ダダ漏れ。なんせ、ド田舎ほど、IT,ITって、やたらいう。


忙しい時の来客には、これですね。本当に役立っています。





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