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タイパな竹引き(危険ですからマネしないでください。)それと、「生きたアドベントカレンダー」のような自分。(ロッテ トッポのショコラ味)

母の介助も加わり、それでも季節はやってくる。

冬の間に、枯れ竹にしみ込んだ水が凍結して爆発、他風雪で変な方向に倒れ込まないように、もう事前にチェックして、あの子とあの子と、そこの子、あそこも、引いておこうと。竹引きに通う。

母には、「竹引きやってるよ」と伝えて。

でも、絶対、母のお世話のルーティンは守っている。

太い孟宗で、1時間、枝払い、柵への積み込み。

これは晴天の日より、曇りで、少しパラパラ雨状態で、3本片付けた。

日を変えて、孟宗1本に、1時間半。プラスα。これで、フジバカマの片付けができる。

予定より、早くできてしまった。また、竹藪戻って、怪しそうな竹を見つけ、「さあ、三十分で出来るかな?」少し、細めだったので、ガシガシ枝払い。

半分に切って、竹置き場。

これで、母の湯たんぽのお湯を沸かす時間が作れる。

母には、「トッポ」の小袋の一つをおやつで、渡すと、自分でビリっと破って、ポリポリと、食べてしまった。

なんだ、このばあさん。いつも、私が変わった食い物を持ってくるのを楽しみにしているようだ。私は、「生きたアドベントカレンダー」か!

一箱、大袋で絶対、食べさせない。せこく、小袋で、「はい、食べて!」

「もう、一つは、姉ちゃんが、『ばあさん、何もらって食べたの!』と羨ましがるから、置いとくね」と、戸棚の見えるところへ。

 今年は、自分のためのアドベントカレンダーをどうしよう、買うか迷った挙句、売り切れてしまった。自分が目をつけていたもの。

 終活のいきだから、ゴミとなるだけ。ばあさんには、食い意地に火がつくような駄菓子を与えて、反応を見るのも楽しいものだ。小包装がばあさんの手で破れるものがいいようだ。

 ばあさん、「明日、リハビリだけど、雲古がでない・・」

リハビリで外出すると、多少なりとも緊張感があっていいようだ。プリプリ、屁もできないから。

 「眠れる時と、眠れない時がある」といえば、

「電車に乗ると、眠れるよ!早朝の電車、みんな、寝ている・・
そこで、『気合おじさん』がいつも登場して、駅に着くまえに『気合おじさん』の後ろについて、下車の準備するんじゃ」
「そのおじさんが、年度で変わるんじゃわ。『申し送り』というやつよ。あのトンネルを抜けたら、ドアの前に立って、気合じゃ、気合じゃ、バンバンとやること。そうしないと、寝過ごして、次の駅まで行ってしまう」(いや、真実は違う、エスカレーターの一番近くの車両で、ドアが開いたら、猛烈ダッシュで、エスカレーターを駆け抜ける・・そのあとは知らない。)
「で、自分も気合おじさんがたったら、その後ろにつく」

「雲古も、たまには『トッポ』みたいなチョコレート菓子食べると出るよ」

と、真面目に話す。

母、「昨日のアンタのカップヌードルのたまらんいい匂いがした・・・」


「土曜日には、公園で種まき会があるで、それに参加して、チューリップの球根もらうんじゃ・・もう、百日草も片付けて、畝ぎりしてもいいやろ?」

「で、チューリップの球根がもらえたら、日曜日に来て、花壇の仕事やるわ」

母、チューリップの球根が楽しみなようだ。自分も、種まき会が楽しみ。
公園は、自分にとっては、勉強会みたいな場と、息抜きの場になっている。

そんな様子を、知ると母は、穏やかに笑う。なんせ、「タダ」だから。



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