日本の田舎で国際結婚|年末年始の過ごし方
2025年1月5日(日)今日で家族のお正月休みも終了ということで、年末年始を振り返ってみようと思う。
今年は特に有休など取らずとも12月28日〜1月5日の9日間という大型バケーションとなった人も多いのでは?と思う。我が家も同じく。
我が家のこの9日間をひとことで表すなら「Do nothing(何もしないことをする)」だった。連休だけど、どこに行くでもなく、予定は数えるくらいしか入れず、夫は「はぁ〜最高。」と安心と平和の気持ちが口からよく漏れていた。
とはいえ、全く何もしなかった訳ではない。その中で私的ハイライトを3つ挙げておこう。
ひとつめは、国際ファミリーとのクリスマスパーティ
日本の田舎へ移住してきた夫には、こっちでできた15年来の親友がいる。イギリス人とオーストラリア人の彼らもまた移住後に日本の女性と結婚し、安定した職を持ち、日本文化に染まりまくっている。25日当日は平日だったこともありそれぞれの家族のみで過ごし、クリスマスが過ぎた週末にクリスマスパーティをした。
余談だが、日本人は特にクリスマス前に本気を出すなぁと常々思う。ハロウィンのカボチャ雑貨が店頭に並ぶとほぼ同時期にツリーが現れ、24日のイヴの夜に盛り上がり、25日が過ぎるといそいそとツリーが片付けられ、正月の音楽がコンビニに流れ出す。(早い、早いよぉ〜)
話をもとに戻すと、このパーティはすごい。何がすごいかというと男性陣の本気度。数日前にラム肉の塊が届き、当日はお昼から5時間かけて調理が始まる。
タイムスケジュールがあり、下ごしらえの時間からまったり過ごす時間、乾杯、前菜、メイン、スイーツとちゃんとコースで順番に出てくる。
もちろん、女性陣は何もしない。
何か手伝うことはある?と聞くと「Just enjoy drinks and be happy」(ただ飲んで楽しくしてて)と言われる。その言葉をそのまま受け取る力は蓄えているので、ただただ何もしないw
あー美味しかったなぁ。日本だということを忘れちゃうくらい
ふたつめに、5歳の娘の大きな成長を感じたゲームタイム
日本ではあまり知られてないように思うのだけど、あっちではボードゲームが老若男女に浸透している。アメリカの好きな文化のひとつだ。
我が家にもたくさんのボードゲームがあるのだが何やら「Splendor」というゲームを夫がメルカリで入手した。(リンクは日本語版でAmazonで見つけたもの)
対象年齢10歳以上、と少し複雑そうだったので、その前に娘もできそうなシンプルなものを、とUNOから始めた。最初は「夫&娘チーム vs 私 」で勝負。勝ち負けがわかると、負ける時に機嫌が悪くなる娘。
うんうん、わかるよ〜と思いながらも、「負けた時こそ、"Good game"と相手をねぎらって握手しよう」と教える夫。
最初こそ涙目だったけど、繰り返すうちにできるようになってきた。悔しいという気持ちを感じて、感情をコントロールできた。逆に勝った時も、負けた時の気持ちがわかるからこそハグしてくれるようになった。(この時点で私も泣きそう)
そうしてUNOにハマった娘は1人でプレイできるようになり、私と連続で13回も勝負。Daddyチームでプレイしていた「Splendor」も1人でやってみたいと言い出し、3人で勝負。すると、初ゲームにしてまさかの娘の勝利!
ちなみに、このゲームは結構難しい。Deep thinkingが好きな私たち夫婦が「これは面白い!」というくらい、シンプルではないw
「好き」から生まれた集中力と吸収力が「自信」に変わった瞬間だった。
(対象年齢10歳以上のゲームだと後から気づき、うちの子天才かも?!と夫と目を合わせたのは言うまでもない)
最後に、恒例の紅白からの初詣
日本の年越しと言えば、紅白一択。という慣習が我が家に根付き、私よりも夫の方が楽しみにしている。タイムテーブルを検索して、外せない時間をチェック。ちなみに、外したくなかったのはCreepy nuts、石川冬美、GLAY、椎名林檎だった。つくづく彼の音楽の幅は広いなぁと思う。
紅白を見ながら、こんな曲聞いたことないなぁ〜。これ、さっきと同じグループ?日本人なの?K-popなの?とやんや言うのが楽しい。
そして初詣。なんてことない。お祈りしてくじ引きを引くだけ。それだけでも行かない選択をしようならばソワソワするから日本人なんだなぁと感じる。ちなみに、夫と娘は大吉。私は吉。息子は小吉だった。
車の中で夫は「If I got 大吉, we all must be 大吉 otherwise I can't feel 大吉」(俺が大吉ならみんなもう大吉でしょう。じゃないと俺が大吉なんて思えない)と何やらぶつぶつ言っていたw
ピースフルに、アメリカも日本も感じられた年末年始だった🎍