#048 言い換え力 paraphrase
paraphrase
パラフレーズ
日本語で言うと、「言い換え」
今回はタイトルを「言い換え力」と、
最近の「〇〇力」ブームに乗っかってみました、
お元気ですか。野中妻です。
野中電気商会の事務・広報担当してます
noteを始めて1ヶ月強。
つぶやきで多少綱渡りしながらも
毎日更新が継続中でございます。
これまでに数カ所のプラットフォームでブログを
書き散らかしてきた経験もあり
意外と文章、紡いでます。
そんなわたくし、野中妻。
特技は英語ということもあり
日本語でも異様に
言い換えを考えてしまうのです。
↑ 元英語講師・通訳で、英語にはちょっとこだわりあり
「大事なことなので2回言いました」が通じない
日本語は言葉の繰り返しに寛容な言語ですが
対して英語は、同じ語の繰り返しを嫌います。
単純に、幼稚な表現・洗練されていない言い回しだと感じるようです。
つまり、
同じものを指す場合に
日本語ならば
「私はリンゴが好き。リンゴは可愛らしいし、食べても美味しいよねリンゴって」
これでさほど違和感はない。
一方英語ならば
「私はリンゴが好き。あの赤い果物は可愛らしいし、食べても美味しいよねあの誰もが好きな果物の代表って」
う〜〜ん。
無理やり作ってみた例ですけど。
こんな感じです。
it や the が存在感のある言語、英語
さて、ここで思い出して欲しい。
学校での英語の授業って
「下線部のitが指すものはなんですか?」
「下線部の指すものを英文から3単語で抜き出しなさい」
とか多くなかったですか?
野中妻は
中高と英語の成績はよかったですが
所詮受験英語で、英語力自体は当時ありませんでした。
よって、この設問が出てくる意味がわかったのは
大人になって自分で英語を勉強して以降のこと。
英語は言い換えの言語だって言いましたよね。
ネイティブは名詞に限らず、形容詞・動詞などもバンバン言い換えをかけていきます。
したがって
本当に英語ができる人は
その語の言い換えを文章中や会話中で追える人なんです。
だから、大学受験の設問はああいうタイプが多かったのです。
文章を追えてますか?
英語の言い換えに騙されず本筋が追えていますか?
そういう設問です。
でも、これを説明されたことがない。
何やら唐突に
「itの指すものは〜」と解説されませんでしたか?
↑ 野中妻が少々辛口に学校で英語を教えている人は英語ができない人が多いと言ったのはそういう意味でもあります。
能動的に言い換えてみる
さて、ここまでをふまえますと
日本語と違って英語を使う時(書くときや話すとき)は
意識的に言い換えをしなくてはならないということです。
言い換え力です。
上級英語になると語彙力が欲しくなるのは
この言い換えを効果的にしたいから、というのもあります。
類語辞典thesaurus(シソーラス)を使い始めるのも英語上級者になってから。
さて、長々と言い換え力について語ってみたものの
我が母語の日本語は言い換え力さほど要求していない言語(だと思いますがいかがでしょう?)。
noteの記事も別に同じ語を繰り返してもいいのでは、
そう思うのですが
どうも英語の影響か言い換えをして記事を書いています。
野中妻の記事に、微妙な個性があるとしたら、
それはきっと英語の影響下にある日本語だからだと言えます。
↑ 野中妻の英語資格など掲載過去記事
野中妻は英語上級ですが、超上級にはなれないと諦めている人なので、多少の辛口も酸っぱいぶどうだと思って多めにみてください