#051 仮設電柱とは
文字通り「仮設」
第一種電気工事士の妻、野中妻です、こんにちは。
野中妻となり、これまでに驚いたことは数知れず。
そのうちの一つが「仮設電柱」
まず、そもそも論で、電柱って電力会社が立てているのでは?
そう思っていた、そしてそれはおそらくその通り。
ただ、世の中には仮設電柱なるものが存在し、
それは電気工事士が建てている!
↑「仮設電柱」google画面検索より
なぜ必要?
この仮設電柱。
名前でお察しの通り「仮設」
新築住宅などの建設にあたり、大工さんをはじめ職人さん達は電気が必要。
しかし、建築中なので、
家に電線が接続されていない。(電気がきていない)
そこで、新築が決まり土地の造成が終わったあたりで
電気工事士が仮設電柱をたてる。
仮設を建てたら電力会社に申請をする。
電力会社が仮設電柱に送電。
現場の職人達が電気を使って建築。
無事建物が建ったら、仮設電柱の撤去。
建物に送電が始まる。
と、
野中妻の理解は以上。
↑ 電力会社への申請は大切だが、なにげに厄介
スタメン5
野中夫と出会った時、
野中夫は仮設電柱を3本持っていた。
仮設電柱を建ててから撤去まで
いわば電柱は貸し出し状態。
建設が重なった時は複数本必要となる。
当時3本だった
野中電気商会 仮設電柱は
その後2本増え、現在5本で回している。
↑ 設置した時はこんな感じらしい(野中電気商会 自前電柱)
↑ 仮設電柱(建物建築中) 野中電気商会 自前電柱
誰かが建てている
野中夫と結婚するまで
家が建っているところを見ても
「あ、家が建ってるな」
くらいしか考えなかった野中妻。
今では
「お、仮設が建ったな。そろそろ基礎工事かな?」
「そろそろ仮設撤去、外構工事かな?」
など色々思いを馳せるようになっている。
野中夫が現場から仮設を撤去してきたら
長かった新築工事も終盤。
電気工事士としては電力会社に送電開始の申請をして任務完了。
現場に1番に入って仮設たて。
最後に仮設撤去。
大工さんだけでなく、電気工事士も建築ではしっかり関わってる。
新築を建てる方は
ぜひ仮設電柱にも注目していただきたい。
仮設電柱の在庫を増やさざるを得ないのは嬉しい悲鳴。
↑ 電気工事士の地味話が気に入った方はこちらをどうぞ(エアコン話)
↑ 分電盤話もよかったらどうぞ