第3話 小崎っ子青年と新集会センター案【2】
第2話はこちらから▼
これまでの小崎っ子青年
建設委員会で小崎っ子青年が新集会センターの図面の素案づくりをさせてもらうことに。(詳しくは第1話)移住者も含めた20~30代の青年たちを集めて素案を作り始めます。
尾向地区の同世代の設計士、尾前大樹さんに模型を見せてもらい(詳しくは第2話)いよいよ小崎っ子青年の提案が始まります。
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前回のつづき。
新しい集会センター(コミュニティーセンター)に必要なものについて考えるのですが、何から考え始めたらいいのかわかりません。第1話で登場した図面に不足している物がないか考えていくにしても、根本的になにかが違うような気がします。
私たちが小崎地区をどうしたいのか、どうなりたいのかを考えるのが先なのではないかと思うものの…考える方向が定まらず、思考を深めることすら難しい。
大樹さんから今後の流れについての説明を受けます。
いただいた資料には、耐用年数、建物の仕様、予算、収入計画、敷地の立地条件…などなど、設計士の方にはわかるだろうけど、私たちにはどうやって誰が決めているのか、わからない事柄ばかりが羅列されています…。
どうやらこれらは、私たちがどういう利用をしたいのかという、使う側のニーズで設計士さんが固めていてくれる事柄のようです。
私たちが集会センターをどのように利用しているのかを羅列していきました。
こんなふうに用途を列挙していくと、設計図にする手前の概念図を作成することができるそうです。(▼の写真参照)
▲大きな円が一つの部屋で、その周りに小さくひっついている円がそこに持たせるべき機能を表しています。こんなふうに要望を図に全部書き込み終わったら設計図を作り始めるそうです。
設計士の大樹さんは、尾向地区にお婿さんとして来られた方です。なんて優秀で素晴らしい設計士さん!椎葉に来てくれてとてもうれしいです。何と言っても椎葉の人柄や暮らしぶり、特色ある風習について理解してくださっている方が設計してくれるのはうれしい。都会にいたら、「そんな使い方ある?」って思うような独自の文化が多い地域なので、この個性が言わなくても伝わる状況であることは小崎っ子青年たちにとっても良い状況です。
小崎っ子青年の提案
用途の洗い出しもしつつ、
大樹さんの案を見た後、小崎っ子青年からも考えてきたことを発表。
▲共有スペースに少し奥まった↑のような空間を設けて、避難時には区切れる空間として、親子で訪れた時には子どもの様子を見守れる場所で座ってしゃべるような用途も考えました。
▼小崎小出身のよしただくん。先日大樹さんを小学校に案内してくれました。小学校に残っている物品を新集会センターに置いてみてはどうか、と具体的な提案をしてくれました。
次回:維持費問題
あらゆる課題を将来を担う当事者として真剣に考える小崎っ子青年。
0か100かではなく、柔軟性のある発想を求められていく。
アイディアを広げるのが得意な小崎っ子青年と実現可能な方法に収束する方法を提示してくれる設計士のだいきさん。
小崎っ子青年に乞うご期待!!!!!
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