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暮らしを守るために「ストックする」
「必要になったらまた、買えばいい」
シンプルな暮らしの全盛期には、そんな風に考えていた時もありました。
「今」使わないのだから、持っている必要がない。
できるだけモノを減らして、少ないモノで暮らすと身の回りはスッキリして心地が良いものです。
自分にちょうど良いモノの量を、循環しながら維持するように暮らしてきました。日用品などの消耗品もストックを持たずに、なくなったら買いに行くというスタイルでした。
当時は、「ずっとそんな暮らし方をしていくんだろうな〜」と、以前は何の疑問も持たずに思っていたものです。
ところが、私の暮らしはこの1年半くらいで大きく変わってきました。
ある意味それはとても自然なことで…
臨機応変に自分を変化させていくことが、これからの時代には必要だと考えています。
「持たない暮らし」から「備える暮らし」へ
日本人の多くは、危機管理が低いと言われます。
私も数年前まではまったく備蓄も、災害対策もしていませんでした。
どこか自分は大丈夫だという意識が働いていたし、他の国の災害や紛争もどこか他人事だったと思います。
日本国内で大きな地震が起き、その当時は震え上がり心が引き裂かれましたが、時間の経過と共に意識は低下していきました。
2024年元旦の能登半島の地震も大きいきっかけではありますが。
しかし、それ以上に世界情勢や政治のあり方に興味が湧いたことが大きいです。
それが、私の暮らしを大きく変えたことでした。
円安や原材料高騰による物価高
上がらない給料にのしかかる税金
我が家単体で見れば、ありがたいことに世帯全体の収入は年々上がってはいます。
しかし、取られていくものの多いこと…。実質的な手取りは減りますよね。
子供も大きくなり、かかってくる金額の桁が変わってくること。
猫たちのごはん代、トイレ代、病院など、かかる金額は上がってきています。
この状況が収束していけばいいけれど、実はそうでもないのが現実です。
物価上昇はますます続き、モノやサービスの価格が2倍3倍となった時に、給料が2倍3倍となっている見込みはありません。
コロナ前の時代に「○月からビールが値上げされます」なんてことがあると、世の中の人は買いだめをしていましたよね。
正直、たかが数十円・数百円の値上げで、しかも飲み続けるなら少し買ってもすぐになくなるし、意味がないこと…と、少々冷ややかな目で見ていました。
それよりも、買いだめしたビールが家に積まれていると思うとスペースの無駄にさえ感じていました。(買いだめされていた方、すみません🙏)
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今が最安値である
今では、物の見方が180度変わり、今の暮らしを守る上で必要なモノはあらかじめ買っておこう!という気持ちでいます。
たかが、数百円の値上げかもしれませんが、それが先ほどのビールだけならまだいいです。
すべてのモノが底上げされて価格が上がっていることで、生活にかかる負担は大きくなっています。
それを少しでも、今のうちから買っておくと安心です。
「必要になったら、また買えばいい」
間違いなく、同じ価格では買えない…
品質も落ちている…
そして、消えている商品もある
価格が信じられないほど、どんどん上がる時代を生きています。
買えるうちはまだいいですが、世界各地で様々なことが起きています。
輸入で成り立つ日本は、何かあれば影響を受けてしまいます。
「お金を積んでも、買えなくなる時代」
モノがなければ、どんなにお金があっても手に入りません。
言い切るわけではありませんが、その可能性が以前よりもだいぶ高まっている。
地震の確率が高まったら、誰もが買いだめに走りますよね。
南海トラフ臨時情報の時もそうでした。
警告は、あの時のようには出ていませんが‥
世界が混沌とし、日本も決して人ごとではないと感じます。
その危険性が極めて高くなってきていると感じるので、備える暮らしへと1年半かけてシフトしてきたというわけです。
政府がこの危機を教えてはくれないので、自ら動いて準備しています。
家族や猫たちを守ためにも、今できる最善の準備を続けていきたいと思います♪