大地讃頌（一次創作　詩545）

むかしに歌ったことがある
いまでも歌われているもので
合唱曲のそれこそ代表格
「大地讃頌」
きっとあなたもあるでしょう？

そこはね
ずっとずっとはやくに
他界した母親がえらんだ場所

「ほら、遠くの街だってようく見えるだろう？」

その通りだった
赤土だらけの斜面の墓地で
はるかビル街がかすんで見える

こんなことがあったから
「大地讃頌」はイコール「母親」
歌詞にかけているわけではないけれど
いまでも聴くと

遠くとおくを思い出す

（画像はわたし撮影）