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2023読書録-1

『2022-これから10年、活躍できる人の条件』 神田昌典

一言で
時代の流れを予測しながら時代の転換点を生きられるように行動しよう

一行で
日本はこれからモデルになるチャンスがある。流れを予測するために70年周期の法則や働き方などの変化に気づく。そして自分が魂を燃やせるものに行動して日本再興をしよう

これから10年、日本人は世界のあり方に重大な影響を及ぼす
けど人事ではない。他の誰かがなんとかしてくれるのを待って絶望するのではなく、一人一人が「希望のシナリオ」を描き、行動する過程で才能を見つけ仕事に没頭するから、それが実現する。未来とは選択であり、意志によって実現する。想定外なことも未来を打ち砕くものではなく加速化させるもの。

①章
「今起きている出来事の意味を知りたければ、70年前を振り返りなさい」
「先が見えない世の中って言うけれど、それは天気予報があるのに知らないようなものだ」
個々の出来事ではなく時代の流れが大事。多くの要素が絡み合うので偶然に左右されるが時代の流れには法則がある。歴史は70周年周期。4世代のバトンタッチで歴史は作られる。「志・能・公・商」
何もないところからは志 本田宗一郎さんや西郷隆盛
作られたものを広げる人 能力があるタイプ ダイエー中内さん
至る所に広がるものをより良くする 大前研一 経営管理やブランド管理 
豊かだけど特定の権力を持つ人が良い思いをする不公正な世の中 ホリエモンのような構造を破壊するタイプ

文明が崩壊するのは ターニングポイントの時に「引き継ぐべき価値観と」「捨て去るべき価値観」を見極められてか

明治維新→ヨーロッパ、 終戦後はアメリカ、 今度はモデルがない! 日本がモデルを作る>

*サイクル
時代が変わる→英雄が戦犯に。出世街道の人が職を失う。輝いていた職業が軽蔑される。

②章
「平成「ええじゃないか」が、なぜ必要か?」
今後の10年...創造と破壊 危機の時代の乗り越え方→戦争か祭りか? WW2など強制的にリセット 明治維新では伊勢への「おかげ参り」でええじゃないか

(防災は資金がかかり、利益を産まない→利益を産む方法は? 祭りで防災訓練)

③章
「踊る中国 沈む日本」
デント氏 景気は人生で最もお金を使う世代46歳〜50歳の人口の増減によって決まる。日本は人口が減るのでイノベーションが起こりにくくなる。中国も十数年。その先の東アジアに共通するのは儒教。論語。子供のことを考えると日本に未来はないので海外移住になるが、覚悟を決めて若手市場から高齢者市場に。消費が伸びる健康、医療、介護、旅行→中国の富裕層が入ってくる。日本がフロンティアになれるチャンス。

④章
「2024年、会社がなくなる!?」

(いつから成長期に入ったか、一つの製品のライフサイクルはどれくらいの期間か)
世の中のもの全て=導入・成長・成熟の3ステージ
自然の基本的な法則→導入から成長期までの期間の2倍をすると成長期の終わり、3倍すると成熟期の終わりがわかる。(商品ライフサイクル)(晩年になると落ち込むか新しいコンセプトでまた伸びるかのどちらか)ライフサイクルが早くなっている。そのライフサイクルを会社に当てはめると...会社の寿命が縮まってる。

会社の未来を阻む
1.会社では社員が育たない→社員が育つ前に事業が歳をとる
2.大きな会社では無から有を生み出す経験が詰めない
3.一部の仕事をしている社員が抜けると会社には何も残らない

じゃあどうするべきか? 価値観を変える
NPO 「社会を良いことしないと儲からない時代」お金が絡まないと意思決定が早い

会社があるうちに組織を動かす経験などは後に生きてくる

⑤章
「イン・フォメーションから、エクス・フォーメーションへ」
時代が変わる、だが『イノベーションのジレンマ』にあるように内部から変革はできないので外部にゲリラ組織を作りスピーディーに本体も変革

目の前で結果を出しつつ未来を向いている人と連携をとり、新たな時代でリーダーシップを取れるようにする

外に組織を作る!目的に応じて情報を収集しオリジナルなものを想像する

知識+行動

(サイクルの変わり目なので片足はこれまでの価値観、もう片足はこれからの価値観で結果を出す)

⑥章
「40代が、時代のはざまに架ける橋」
損得勘定で動くのが危険、何に情熱を持ち続けることができるかーライフワーク(定年も退職もない)

ギャップが大きいとニーズも大きくなる。時代の変化!

(象の話 サーカスでは子供の頃に逃げないように大きな杭で繋いでおく、それを学習すると大人になって抜ける力を持っても逃げない)
会社が動かなくなる
→経営の効率化:計画を立てて時計の如く実施
→顧客との親近感:本業を超えてたような事業に展開できる
→商品やサービスの革新性:驚きをもたらしとにかく立ち上げる

3つは両立が難しい→会社の強みと経営者の強みを分けて生きる方法を見つけよう!

熱中できる仕事にリスクはない

⑦章
「2022年-再びページを開くとき」
人生7年節目説
孔子の言葉30にして立つ,40にして惑わず,50にして天命を知る

若い頃にした大変な経験も後に生きてくる。どのような人間になるか!
本当に成長するのは叶うときではなく困難な時 経験をして乗り越えて
命を賭けられるものを見つけよう
死とはエゴ 死ぬ時を決められるわけではないので生きているうちは諦めずに生き抜く

読んでみて
日々の業務に追われるだけではなく大局観を持って行動することが大事。そのために法則性があることに備えた上で、熱中することを見つけ行動することが大事。逆算思考を持ちつつもっと若いうちに経験を積んで将来への糧にしたい。

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Tomoya Timo Ikeda
明治大学法学部2年生です。少しでも自分のことや思いをシェアできたらと思い始めました。現在ドイツ留学中で行動力には自信があります。ケンブリッジ大学への短期留学などの経験をいかし留学や旅、日本についてコメントしていきます。将来についても語りたい。